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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.06.28 11:23
更新日: 2018.06.28 12:27

MotoGPオランダGPプレビュー:好調のロレンソは3連勝なるか?中上はMoto2初優勝の地で上位入賞に期待

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MotoGP | MotoGPオランダGPプレビュー:好調のロレンソは3連勝なるか?中上はMoto2初優勝の地で上位入賞に期待

 今週末、オランダのTTサーキット・アッセン(サーキット・ファン・ドレンテ)でMotoGP第8戦オランダGPが開催される。オランダGPはMotoGPシリーズ中、最も歴史のあるグランプリ。1954年以降、現在のアッセンを舞台に開催されており、2015年までは土曜日に決勝レースが開催されるスケジュールだったが、2016年から、他のグランプリと同様に日曜日決勝に変更となった。

 もともと公道コースをベースに発展してきたアッセンは、ライダーにとってチャレンジングなテクニカルコースとして知られてきたが、安全性向上のため、2006年にコースが大きく改修され、左コーナー6、右コーナー12の1周4.555㎞となった。その後、何度か小さなコース改修が行なわれているが、右左と高速コーナーが連続する、ライダーにとって攻略が難しいテクニカルサーキットというキャラクターに変わりはない。

 そして、アッセンのレースを難しくするのが、ダッチウェザーと呼ばれる不安定な天候だ。3日間のセッションの中、例年、必ず雨が降り、しかも、短い時間で天候が急変する場合が多く、ライダーたちの戦いをより難しくする要素となっている。

 昨年のMotoGPクラスの決勝中も中盤に雨が落ち始め、26周のレースの19周目にホワイトフラッグが掲示され、マシン乗り換えが可能となった。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)のトップ集団の中からザルコひとりがマシンの乗り換えを選択するが、路面が完全にウエットとなることはなく、終盤はロッシとペトルッチのふたりによるトップ争いが展開。ロッシが僅差で勝利、2位にペトルッチ、3位にマルケスが入賞した。

 Moto2クラスの決勝も途中で雨が落ち始めたことを示すレッドクロス旗が掲示されたが、ウエットとなることはなく、フランコ・モルビデリ(カレックス)が優勝、トーマス・ルティ(カレックス)が2位に入賞。最終ラップまで続いた3番手争いは、マティア・パッシーニ(カレックス)、中上貴晶(カレックス)、ミゲール・オリベイラ(KTM)の3人が争い、パッシーニが前でゴールしたが、最終ラップのシケインでショートカットしており、ペナルティで降格。中上は3位表彰台を獲得した。

 Moto3クラスはドライコンディションで争われ、10台前後の集団によるトップ争いが終盤まで展開され、アロン・カネト(ホンダ)が優勝、僅差の2位にロマーノ・フェナティ(ホンダ)、3位にジョン・マクフィー(ホンダ)が入賞した。


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