鈴鹿サーキットで7月26~29日に開催される鈴鹿8時間耐久ロードレースに向けた公開テストが7月5日(木)からスタート。サーキットは朝から雨となりウエットコンディションでセッションは始まった。
先日、Red Bull Honda with 日本郵便として高橋巧、中上貴晶、レオン・キャミアというトリオで参戦することを発表したばかりのHRCは、レッドブルカラーのワークスマシンホンダCBR1000RRWを初披露。ワールドスーパーバイクのカラーリングを思わせるものだった。
そんなレッドブル・ホンダwith日本郵便の1回目の走行では、高橋巧が2分18秒446を記録しトップタイムをマークしていた。中上貴晶は、明日(6日)は走行する予定だ。
その後、雨は降ったり止んだりを繰り返し、路面はライン上が乾いて来たかと思うと雨が落ちて来る中途半端なコンディションとなって行く。この難しいコンディションで高橋巧のタイムを超えてきたのがau・テルルMotoUP RTの秋吉耕佑だった。秋吉は3本目に2分18秒421をマークし、総合トップでテスト初日を終えている。
「鈴鹿のコースを知っているライダーが上位に来ているんだと思います。初日は、スプリント仕様から耐久仕様にしていくにあたって、いろいろ試したいことがあったので、コンディションがよくなくても走りました。今回合流したイサック(ビニャーレス)は、初めての鈴鹿、初めてのスーパーバイク、初めてのブリヂストン、そして初めてのチームと初めて尽くしですが、いいペースで走ってくれていますし期待してください」と秋吉。
FIM世界耐久選手権(EWC)にレギュラー参戦するYART YAMAHAが2分19秒049で3番手、Honda Asia-Dream Racingが2分19秒191で4番手、Kawasaki Team GREENが2分19秒714、Honda Dream RT 桜井ホンダが2分19秒882、ヨシムラスズキMOTULが2分19秒890、MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaが2分20秒725、Team KAGAYAMAが2分20秒948、KYB MORIWAKI MOTUL RACINGが2分20秒946と続いた。
ヨシムラは、津田拓也、シルバン・ギュントーリが走行。渡辺一樹が、エスパルスドリームレーシングのGSX-R1000をテストライドしていた。ハルク・プロは、レギュラーらライダーの水野涼、ドミニク・エガーターに加え、2017年にTSRホンダから鈴鹿8耐に参戦した元MotoGPライダーのランディ・ド・ピュニエを走らせていた。ランディは、ホンダ勢のスーパーサブとして起用されていると言う。
合同テストは、明日(6日)、そして週明けの10日(火)から3日間行われる予定となっている。
以下、メーカー合同テスト初日のタイム結果。