レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2018.07.22 23:47
更新日: 2018.07.23 15:11

鈴鹿8耐を前にホンダ系4チームが都内に集結。ファンミーティングで優勝を誓う

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | 鈴鹿8耐を前にホンダ系4チームが都内に集結。ファンミーティングで優勝を誓う

 7月26日から開幕する鈴鹿8時間耐久ロードレースを前に、ホンダが『鈴鹿8耐タイトル奪還! ファンミーティング』を7月22日にウエルカムプラザ青山で開催。ホンダ系4チームの監督やライダーたちが登場し、ファンの前で鈴鹿8耐へ向けた意気込みを語った。

 休日ということもあり、立ち見が出るほど多くのファンが詰めかけたホンダのファンミーティング。会場には、F.C.C. TSR Honda Franceから藤井正和総監督、フレディ・フォレイ、ジョシュ・フック、アラン・テシェの4名、KYB MORIWAKI MOTUL RACINGから森脇緑チームマネージャー、高橋裕紀、清成龍一の3名、Red Bull Honda with 日本郵便から桒田哲宏HRCレース運営室室長、高橋巧、中上貴晶、パトリック・ジェイコブセンの4名、MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaから本田重樹総監督、水野涼、ランディ・ド・プニエ3名が登場した。

鈴鹿8耐を前に都内に集結したホンダ系4チーム
鈴鹿8耐を前に都内に集結したホンダ系4チーム

■復帰2年目のモリワキ。第3ライダーとの連携に問題なし

 2部構成で行われたトークショーの第1部では、モリワキの森脇チームマネージャー、高橋裕紀、清成とハルク・プロの本田総監督、水野、ド・プニエの6名が登壇。

 2018年のモリワキは、高橋裕紀、清成に加え、去年も加入したブリティッシュ・スーパーバイク選手権に参戦するダン・リンフットを起用して鈴鹿8耐に挑む。

KYB MORIWAKI MOTUL RACINGから森脇緑チームマネージャー、高橋裕紀、清成龍一の3名が登場
KYB MORIWAKI MOTUL RACINGから森脇緑チームマネージャー、高橋裕紀、清成龍一の3名が登場

 森脇チームマネージャーは鈴鹿8耐について「2017年から9年ぶりに鈴鹿8耐に復帰し、今年で2年目となります。去年から新しい試みを多く行っており、そのデータの蓄積を基に、ふたりのライダーが結果を残すべく形にしてきてくれています。鈴鹿8耐は私たちにとっても思い入れの強いレースですので、パフォーマンスが去年とどう違うかを見ていただければと思います」とコメント。

 チームに所属する清成は「去年は何もデータがないまま初モリワキ、初ピレリで鈴鹿を走りました。自分の転倒もあり、めちゃくちゃなレースになってしまいましたが、今年はその経験があって、タイム的にはまだまだですが、テストから順調に来れています」とテストが順調であることを明かす。

 モリワキのエースライダーを務める高橋裕紀は、今年はともにスティントを走る3人目のライダー、リンフットについて語る。

「去年も少ない走行のなかで2分10秒台を簡単に切ってきました。今年も1年ぶりに乗って、すぐに2分10秒台を飛び越えて2分8秒台にいれてきたので、ものすごい順応性があって、心強い味方になっています」

「去年は(清成と)ふたりで走るレースでしたが、今年はダン選手と3人で走ります。合同テストも3人でセッティングも同じ方向に向かっていますし、一発よりもアベレージを少しずつ上げていこうという確実なレース展開になるのではないかと思います」

■ジェイコブセンに代わり元MotoGPライダーのド・プニエを起用したハルク・プロ

 ハルク・プロは、ホンダワークスチームへ移籍した高橋巧に代わり、若手ライダーの水野涼を起用。チームメイトはMoto2ライダーのドミニク・エガーターに加え、元MotoGPライダーのランディ・ド・プニエというラインアップだ。

 本田総監督は「ハルク・プロはホンダとともに若手ライダーを育成してきました。今年はウチの軸となっていた高橋巧が念願のホンダワークスチームからの参戦ということで、チームは新たな組み立てをしていかなければならない」と話し、鈴鹿8耐への抱負を語る。

「ハルク・プロは、鈴鹿8耐の完走率は8割強、そのうち5割強で表彰台登壇し、優勝3回という記録があります。それを糧として、ベテランのド・プニエ選手、鈴鹿8耐5回目のエガーター選手、若い水野で挑みます」

「全体的にはいろいろな要素があって難しいレースになると思いますが、ハルク・プロは今まで通り自分たちのペースを崩さず、最終的には表彰台、その頂点に上がれればと考えています」

本田重樹総監督の“チャラい”発言に苦笑いの水野涼
本田重樹総監督の“チャラい”発言に苦笑いの水野涼

 今年から本格的に1000ccのマシンを扱う水野の順応性については「水野は、見た目は結構チャラい感じですが、それとは裏腹にレースに対する取り組みはすごく真剣です。新しい1000ccということで、まだいろいろな部分で足りないところがあるけど、今年は勉強の年、そして来年以降に飛躍できるようになってほしいと思っています」とコメント。

 チームのエースになることを期待される水野は、2017年に桜井ホンダから鈴鹿8耐に初出場し、今年で2回目の参戦となる。

「鈴鹿8耐に参戦するチームは、全日本と同じハルク・プロから出場できることになりました」と水野。

「名門チームですし、優勝経験も何度もあるので、すごくプレッシャーも感じていますけど、その分優勝を狙えるチームです」

「まずは表彰台、そして優勝を狙えるように自分自身にもプレッシャーをかけながら頑張りたいと思っています」

 ハルク・プロから参戦予定だったジェイコブセンがホンダワークスチームから出場することが決まり、その代役として起用されたド・プニエ。7月6日~5日に行われた公開合同テストではスーパーサブとしてハルク・プロのマシンを走らせている。

「またこの場所に戻ってこられてすごくうれしいよ。ホンダのライダーとして鈴鹿8耐を走るのは、自分にとって大きなポイントだ」とド・プニエは鈴鹿8耐への意気込みを語る。

「今、自分が考えていることは、このチームでいかに良い成績を出すかということだけだ。去年はTSRホンダでドミニク(エガーター)とともに走って、フィニッシュの前にマシントライブルがあったけど、3位表彰台を獲得することができた。今年はこれ以上の成績で鈴鹿8耐を終えたい気持ちが強い」

■日本チームの初タイトル獲得に挑むTSRホンダ

 第2部には世界耐久選手権シリーズ(EWC)のタイトルがかかるTSRホンダの藤井総監督、フォレイ、フック、テシェ、そしてホンダのワークスチーム、レッドブル・ホンダwith日本郵便の桒田HRCレース運営室室長、高橋巧、中上、ジェイコブセンの4名が登場。


関連のニュース