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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.07.27 15:40
更新日: 2018.07.27 20:00

ジョナサン・レイが貫禄のセッション内トップタイム/鈴鹿8耐 公式予選1回目 タイム結果

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MotoGP | ジョナサン・レイが貫禄のセッション内トップタイム/鈴鹿8耐 公式予選1回目 タイム結果

 2017-2018世界耐久選手権の最終戦、鈴鹿8時間耐久ロードレースの公式予選が7月27日、鈴鹿サーキットで行われ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが3人の平均タイムでトップに立った。

 朝に行われたフリー走行での赤旗中断により、タイムスケジュールに遅れが生じ、公式予選は15分遅れで12時20分にスタート。朝には広がっていた雲も次第に晴れ、晴れ間が広がるとともに気温も上昇していく天候となった。

 鈴鹿8耐の公式予選はエントリーする3人またはふたりのライダーがブルー、イエロー、レッドとつけている腕章ごとに出走し、それぞれ2回ずつ20分間のタイムアタック。それぞれのライダーのベストタイムが採用され、3人またはふたりの平均がチームのタイムとなる。また、各グループのトップタイムから110%を超えるタイムだった場合、そのライダーは決勝レースに出走できない。

■ライダーブルーを制したのはホンダファクトリーの高橋

 12時20分から始まった公式予選で、最初に順番を迎えたのはライダーブルー。YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行、カワサキ・チームグリーンの渡辺一馬、レッドブル・ホンダwith日本郵便の高橋、ヨシムラ・スズキMOTULレーシングの津田拓也など各チームのエースが登場した。開始5分が経過したところで、チーム阪神ライディングスクールの柳川明がヘアピンの立ち上がりで転倒。ハイサイドによるものとみられ、コース上に車両が残ったために赤旗中断となった。

 約8分後にセッションが再開されると、その後レッドブル・ホンダwith 日本郵便の高橋が2分6秒台のタイムをマーク。続いて2分6秒775でトップに立つ。タイムが期待された中須賀だが、2分6秒854を記録したものの、わずかに高橋のタイムを更新することができない。レッドブル・ホンダwith 日本郵便の高橋、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの中須賀、そして3番手にヨシムラ・スズキMOTULレーシングの津田が続く結果となった。

■ライダーイエロー、ジョナサン・レイが真価を発揮

 続いて行われた、ライダーイエローの公式予選1回目。ここではレッドブル・ホンダwith 日本郵便から中上貴晶、カワサキ・チームグリーンからジョナサン・レイ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームからはアレックス・ロウズが登場した。

 まず最初にトップに立ったのはロウズ。序盤から2分6秒620をマークし速さを見せる。開始8分、Honda Suzuka Racing Teamがスプーンカーブの立ち上がりで転倒。これにより赤旗中断された。このとき、レッドブル・ホンダwith 日本郵便の中上がアタックを行っていたタイミングで、中上のタイムは幻となってしまった。

 その後セッション再開。残り時間6分でついにスーパーバイク選手権(SBK)の王者、ジョナサン・レイがその実力を発揮する。2分6秒371をマークし、トップに浮上。これがそのまま、このセッションのトップタイムとなった。

 その後、残り時間5分でヘアピン手前で転倒が発生し、赤旗中断。わずか20分の公式予選のなかで転倒が相次ぎ、2回の赤旗が提示される波乱のセッションとなった。

■ライダーレッドはハルク・プロのド・プニエがトップタイム

 最後に登場したライダーレッド。ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームからはマイケル・ファン・デル・マーク、レッドブル・ホンダwith 日本郵便からはパトリック・ジェイコブセン、カワサキ・チームグリーンからはレオン・ハスラム、MuSASHi RTハルク・プロ.ホンダからはランディ・ド・プニエが登場した。

 ライダーブルー、ライダーイエローともに赤旗中断が発生したが、このセッションでもレッドフラッグが提示された。開始6分過ぎ、TEAM VITAL SPIRITの転倒により赤旗中断。車両回収のために約6分間のセッション中断を挟み、残り13分で公式予選が再開された。

 このセッションを制したのは、急きょMuSASHi RTハルク・プロ.ホンダから参戦することになったド・プニエ。2分7秒219がトップタイムとなった。2番手にはカワサキ・チームグリーンのハスラム、3番手にはヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームのファン・デル・マークが続いた。レッドブル・ホンダwith日本郵便のジェイコブセンは、5番手で終えている。

 優勝候補筆頭であるヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが、一度もトップタイムを記録しない意外な結果となった。ただ、予選タイムとして採用されるのは各ライダーのベストタイムをチームで合計しライダー数で割ったアベレージタイム。この平均結果では、トップはヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームという結果になった。一発の速さだけでトップ10トライアルに進出できるわけではない、つまり平均的にすべてのライダーが安定して速さを持つことがキモでもある。

 公式予選2回目は15時40分開始が予定されていたが、赤旗中断が相次いだことにより15時5分開始予定だった鈴鹿4時間耐久ロードレースの公式予選の30分ディレイがすでにアナウンスされている。そのため、鈴鹿8耐の公式予選にも遅れが生じる見込みだ。


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