2018の鈴鹿8時間耐久ロードレースはスタートから4時間が経過。8時間のレースの半分が終了し、ここから後半戦となる。カワサキ・チームグリーンがトップから陥落。ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームがレースをリードしている。
トップのカワサキ・チームグリーンのジョナサン・レイは、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームのマイケル・ファン・デル・マークをじりじりと引き離す。一方でファン・デル・マークはレッドブル・ホンダwith日本郵便のの高橋巧との差を広げ、トップ3台は淡々と周回を重ねる。
スタートから3時間45分。ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが、ルーティーンのピットワークで、99周を走り切って3回目のピットイン。アレックス・ロウズにライダーを交代している。ここまで、ヤマハはファン・デル・マークとロウズのふたりで走行を重ねている状況だ。
カワサキ・チームグリーンのレイもその翌周、100周目にピットに向かう。しかしここでアクシデントが発生。レイの操るカワサキZX-10RRが、通常よりも明らかに遅いスピードでピットロードに入ってきたのだ。これがタイムロスとなり、カワサキ・チームグリーンは3番手にポジションを落としてコースに復帰。これまでヤマハとスプリントレース並みのトップ争いを繰り広げていたが、一気にその差が広がることになってしまった。
カワサキ・チームグリーンはレオン・ハスラムをライダーとして5スティント目に入っており、こちらは渡辺一馬がいまだ出走していない。
レッドブル・ホンダwith日本郵便は、カワサキ・チームグリーンから遅れること4周、104周目にピットイン。中上貴晶にライダー交代して2番手で戦線に復帰している。
4時間を経過して、トップのヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームと同一周回で走行を続けているのは、2番手のレッドブル・ホンダwith日本郵便と3番手のカワサキ・チームグリーンのみ。F.C.C.TSRホンダ・フランスは6番手で、世界耐久選手権(EWC)のタイトルを争うGMT94ヤマハは10番手につけている。
4時間を経過した時点での順位は以下の通り。