MotoGP第11戦オーストリアGPを前に、モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが意気込みを語った。
■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング2位)
チェコGPでは序盤にレースをリードしたものの、ドヴィツィオーゾ、ロレンソ、マルケスと同じペースを維持できず後退。それでも最終ラップの最終コーナーでクラッチローとの4位争いに競り勝ったロッシ。マルケスとのポイント差は3ポイント広がったものの、チャンピオンシップ上のダメージを最小限に留めた。
レッドブル・リンクでは、2016年に予選2番手から4位、2017年に予選7番手から7位に入賞した経験を持つ。
「8月はとても慌ただしい。ブルノでのレースとテストの後、すぐにオーストリアでのレースとなるが、これによりマシンを改善する作業を継続することができる」
「レッドブル・リンクはあまりポジティブでなく、得意なコースではないし、昨年は苦戦した。しかし、今年のマシンは改善されているので、いいウイークを過ごし、表彰台を目指して戦うつもりだ。ベストをつくすよ」
■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング4位)
チェコGPではスタート直後の多重クラッシュで転倒、リタイアに終わったビニャーレス。幸い大きなケガはなかったが、翌日のオフィシャルテストは体調を考慮して欠場することになった。
ドイツGPまで全戦でポイントを獲得してきたビニャーレスだが、今シーズン初のノーポイントレースを喫し、優勝したドヴィツィオーゾに逆転されランキング4位に後退した。オーストリアGPでは2016年、2017年と2年連続で6位に入賞している。
「ブルノでクラッシュしたが、僕は大丈夫だ。先週末のことは忘れ、今はオーストリアに到着するのが待ちきれない。残念ながら、ブルノテストに参加することができなかった。決勝の転倒で痛みがあったので、次のレースのために100%の状態にするためにテストに参加せず、休むことに決めた」
「ブルノテストではアクセラレーションなどいくつかを試す計画があったが、これはレッドブル・リンクのコースレイアウトを考えても非常に重要だ。テストに参加できなかったことは残念だった。チャンピオンシップを争うためには、少なくともランキング3位以内につけなければならない」
「昨年のオーストリアGPはいい結果とは言えないものだった。今年はもっといい結果を残せるよう懸命に働きたい」