全日本ロードレース選手権JSB1000クラスは8月19日、ツインリンクもてぎで第6戦の決勝が行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が鈴鹿8時間耐久ロードレースでの負傷の影響を跳ね除け今季7勝目を挙げた。
天候に恵まれた決勝。ドライコンディションのもと23周で争われた。好スタートを切ってホールショットを奪ったのは高橋巧(Team HRC)。津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)が2番手につけ、ポールシッターの野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)は3番手で1コーナーを抜ける。
鈴鹿8耐で右肩を負傷した影響が残る中須賀はオープニングラップで4番手に下がるが、2周目の2コーナーで野左根をパス。続いて5コーナーで津田をかわして2番手に浮上し、トップを走る高橋巧の背後にぴたりとつける。
3周目には中須賀と高橋巧が一騎打ちのトップ争いに移行。後方では野左根が津田を捕らえて3番手に浮上し、前を走る中須賀と高橋巧を追う。4番手に後退した津田はチームメイトの渡辺一樹とランデブー走行を開始する。
9周目に野左根がファステストラップをたたき出してトップ2台との差を詰める。11周目に入ると高橋巧、中須賀、野左根の3台によるトップ争いが始まった。