現地時間8月24日、セパン・インターナショナル・サーキット(SIC)が、MotoGP第12戦が行われているイギリスのシルバーストンサーキットで会見を行い、『PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team』として、タイトルパートナーであるマレーシアの国営石油会社、PETRONASとともにヤマハのサテライトチームとしてMotoGPクラスに参戦することを正式に発表した。
ペトロナス・ヤマハ・セパンレーシング・チームがMotoGPの新サテライトチームとして参戦する可能性については、以前から報じられてきた。
7月上旬にはアンヘル・ニエト・チームからのMotoGPクラス参戦権譲渡、ヤマハとの間でヤマハYZR-M1を供給する基本合意書に署名されたことが報じられていたほか、第11戦オーストリアGP中にはMotoGPクラスのライダーラインアップが発表されている。
そんななか、この日ついにペトロナス・ヤマハ・セパンレーシング・チームがヤマハのサテライトチームとしてMotoGPに参戦することが正式に発表された。2019年から2021年までの期間で合意しているという。
ペトロナスのCEOやSIC会長、マレーシアの青少年スポーツ大臣とともに会見に登場したヤマハ・モーター・レーシング社長兼MS開発部部長の辻幸一氏は「SICとペトロナスはレース業界ではすでに大きな名声を持っています。そんな両社と新たなプロジェクトをスタートでき、とてもうれしく思います。ヤマハはMotoGPチームに、ヤマハYZR-M1を複数年間、供給する予定です」と新サテライトチーム設立を歓迎した。
また、会見ではMotoGPクラス、Moto2、Moto3クラスといった全クラスのライダーラインアップも発表された。