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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.09.09 22:58
更新日: 2018.09.10 10:55

MotoGPサンマリノGP決勝:ドヴィツィオーゾが優勝しランキング2位に浮上。中上は13位入賞

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MotoGP | MotoGPサンマリノGP決勝:ドヴィツィオーゾが優勝しランキング2位に浮上。中上は13位入賞

 MotoGP第13戦サンマリノGP、MotoGPクラスは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで決勝レースを行い、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が優勝した。

 MotoGPクラスの決勝レースは気温27度、路面温度41度のドライコンディションで争われた。好スタートを切ったのはポールポジションスタートのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、2番グリッドのジャック・ミラー(ドゥカティ)がロレンソに続く。ドヴィツィオーゾは1周目の最終セクターでミラーを交わして2番手に浮上。1周目をロレンソ、ドヴィツィオーゾ、ミラーのドゥカティ勢がワン・ツー・スリー体制で通過する。

 マルケスは1周目を4番手で終えるが、2周目の14コーナーでミラーを交わして3番手に浮上。ロレンソとドヴィツィオーゾを追う。ミラーは3周目の14コーナーで転倒を喫し、再スタートしたものの、大きく後退。

 序盤はロレンソとドゥカティのふたりが逃げ、それをマルケスが追う展開となったが、6周目にドヴィツィオーゾがロレンソを交わしてトップに浮上。この間にマルケスもふたりに接近し、トップ争いは3人のバトルとなる。この時点でトップの3人と4番手につけていたアレックス・リンス(スズキ)との間には約2秒の差が開いていた。

 ドヴィツィオーゾは9周目にファステストを更新し、ロレンソとの差を開き、ロレンソとマルケスがポジションを争う間にその差を広げていく。11周目にその差は1秒に広がり、マルケスがロレンソを14コーナーでパスして2番手に浮上した段階では、約1秒半差に広がった。

2位争いを展開したマルケスとロレンソ
2位争いを展開したマルケスとロレンソ

 マルケスとロレンソがバトルを繰り広げたことで、ドヴィツィオーゾはその後もリードを少しずつ広げることに成功。レース終盤には2秒以上のリードを取った。マルケスをなかなか抜けずにいたロレンソは、19周目の12コーナーでようやくマルケスの前に出ることに成功。トップを行くドヴィツィオーゾを追う。その差を少しづつ縮めていくロレンソだったが、1秒3まで縮まった26周目の8コーナーでスリップダウン。再スタートできたものの、ポジションを16番手まで落としてしまう。

 これでマルケスが2番手に浮上したが、トップを行くドヴィツィオーゾとの間には約2秒の差があり、ドヴィツィオーゾがそのままトップでチェッカーを受け、ホームレースのミサノで今シーズン3勝目を記録した。前戦イギリスGPは決勝がキャンセルとなったものの、ドゥカティはサマーブレイク明けのチェコGPから3連勝を達成。

 マルケスは2位でゴール。ランキングトップをキープした。9周目の1コーナーで4番手に浮上していたカル・クラッチロー(ホンダ)が、ロレンソの転倒による後退により3番手に浮上、マルケスからは約4秒半遅れたものの3位に入賞。LCRホンダにとってチームのホームレースでの表彰台獲得となった。

 4位にアレックス・リンス(スズキ)、5位にマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、6位にダニ・ペドロサ(ホンダ)が続き、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は7位でホームレースを終えた。8位にアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、9位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、10位にヨハン・ザルコ(ヤマハ)が入賞。

 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)はウォーミングアップラップに出る際にエンジンストールに見舞われたが、すぐに再始動に成功、正規のグリッドからスタートできたものの、レースタイムに1.1秒追加のペナルティを受けた。ペトルッチは11位でゴールし、12位との差が3秒以上あったため、11位入賞となった。フランコ・モルビデリ(ホンダ)がルーキートップの12位入賞。中上貴晶(ホンダ)は序盤から15番手付近を走行、ペトルッチ、モルビデリ、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)と接戦を繰り広げながらポジションをキープ。最終的に13位に入賞した。

 アレイシ・エスパルガロが14位、ピロが15位に入賞し、16位にブラッドリー・スミス(KTM)。ロレンソは転倒後、再スタートし、17位でゴール。ミラーも転倒後、再スタートし18位でゴール。19位にハフィス・シャーリン(ヤマハ)、20位にカレル・アブラハム(ドゥカティ)、21位にスコット・レディング(アプリリア)、22位にトーマス・ルティ(ホンダ)の順で続き、MotoGP初レースのクリストフ・ポンソン(ドゥカティ)は1周遅れながら、23位で完走。

 ステファン・ブラドル(ホンダ)は18周目の1コーナーで転倒、ケガからの復帰戦となったポル・エスパルガロ(KTM)は17周を終えてピットに戻ってリタイア、チャビエル・シメオン(ドゥカティ)は3周目の4コーナーで転倒、再スタートしたもののリタイアとなった。

 チャンピオンシップ争いではマルケスが221ポイントでランキングトップをキープ。優勝したドヴィツィオーゾがランキング2位に浮上したが、マルケスとの差は67ポイント。ロッシはランキング3位に後退したが、ドヴィツィオーゾとの差は3ポイント。ロレンソはロッシから21ポイント差のランキング4位に後退した。


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