ヤマハは9月13日、安定したコーナリング性能と上質なクルージング性能を両立させた次世代リーニング・マルチ・ホイール(LMW)『NIKEN(ナイケン)』を受注生産で発売すると発表。全国のナイケン取扱店で13日から予約の受付を開始する。
フロントにふたつのタイヤを備えた3輪バイクの『ナイケン』。この車両は2017年の東京モーターサイクルショーで初公開され話題となった。
ナイケンには、ヤマハ独自のLMWテクノロジーに加え、専用開発した新ステアリング機構を採用。LMWならではの安定感のみならず、スポーティーで滑らかな旋回性や自然な操舵性をもたらすという。また、外側片持ちの倒立式フロントサスペンション、410mmトレッド、2軸ステアリング機構により、45度のバンク角を実現している。
搭載するエンジンは845ccの水冷直列3気筒で最大出力85kW(116馬力)を発揮し、最大トルクは87N・m(8.9kgf・m)。燃料タンクは18リットルで燃費はカタログ値で26.2km/Lだ。
スタイリングは、“New Type of Agility & Controllability”をコンセプトに、フロント2輪などの独自なメカニズムを活かした、かつてない走りを予感させる斬新かつ未来的なスタイルで“攻めの LMW”を表現している。
カラーリングはダークグレーメタリックG(ダークグレー)の1色で、価格は178万2000円(税込)。販売計画は400台を予定している。
発表されたナイケンの主要緒元は以下の通り。