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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.09.19 16:00
更新日: 2018.09.20 13:36

カワサキのレイ、SBK4連覇にポルトガルで王手。ダブルウイン達成もレース2は辛勝

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MotoGP | カワサキのレイ、SBK4連覇にポルトガルで王手。ダブルウイン達成もレース2は辛勝

 9月14~16日、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで行われた、スーパーバイク世界選手権(SBK)第10戦ポルトガル。長いサマーブレイクを経て始まった第10戦のレースウイークを、ジョナサン・レイ(カワサキ)がダブルウイン。2018年のチャンピオン獲得、そしてシリーズ4連覇に王手をかけた。サマーブレイク明けも、その強さに陰りはまったく見えない。

 SBKが開催されるのは、7月上旬に行われた第9戦サンマリノGP以来約2カ月ぶり。ここまでレイは、9戦18レース中10勝を挙げ、2番手につけるチャズ・デイビス(ドゥカティ)に92ポイントの大差をつけてランキングトップに立っている。

 7月末に鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦したレイは、ここでもいかんなく強さを発揮した。圧巻の速さで観客を魅了し、鈴鹿8耐を盛り上げる走りを見せたことは記憶に新しい。

 迎えたSBK第10戦ポルトガルの初日で、レイはフリー走行1回目からトップにつける。フリー走行2回目では6コーナーで軽いクラッシュを喫したが、大きなダメージはなく走行を再開してこのセッションも制す。

 デイビスの転倒によりドゥカティ・パニガーレRが炎上したことによって、セッション序盤で赤旗中断となったフリー走行3回目はマルコ・メランドリ(ドゥカティ)にトップを譲ったものの、レイは初日を総合トップで終えた。

 レイはセッション後、「本当にすばらしい日だった」と語った。SBKチームは8月下旬にアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで公式テストを行っている。

 レイはこのときよりもタイヤのグリップが上がっていると感じており、同時にマシンにも好感触を得ていたようだ。この日記録した1分41秒台のタイムは、2013年にトム・サイクス(カワサキ)がスーパーポール2(SP2)で記録したレコードタイム、1分41秒360にコンマ5秒にまで迫るもの。このタイムにも「レースタイヤで記録したタイムとしては、充分速いもの。とても満足だよ」と仕上がりのよさを思わせた。

 予選のSP2ではユージン・ラバティ(アプリリア)にポールポジションを譲ったものの、2番手につけたレイ。なお、この日の予選は、レイを含むSP2の8番手までが、これまでのプラクティスレコードを更新している。

 レイは金曜日のフリー走行から見せていた好調さをそのままに、レース1、レース2ともに制してダブルウインを果たした。しかし、レイがレース後に見せた表情は違っていた。


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