MotoGP第16戦日本GP、Moto3クラスは、栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースを行い、マルコ・ベゼッチ(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温17度、路面温度22度のドライコンディションで争われた。
ポールポジションからスタートしたガブリエル・ロドリゴ(KTM)が好スタートを見せるが、1周目にベゼッチがトップに浮上。ホルヘ・マルティン(ホンダ)が4周目にトップに立ち、この時点で13人のライダーがトップ集団を形成しながら周回を重ねていく。
6周目にトップ集団の中からファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)が12コーナーで転倒しリタイア。12人となったトップ集団の後方には真崎一輝(KTM)と佐々木歩夢(ホンダ)がつけていた。
7周目にはロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)がトップに浮上。9周目にはトップ集団につけていた真崎が3コーナーで転倒を喫してしまう。
真崎はすぐに再スタートしたものの、24番手まで後退してしまった。
ダラ・ポルタは8周目までトップをキープするが、9周目に再びベゼッチがトップに浮上。マルティンもこれに続き、さらにダリン・ビンダー(KTM)も加わって接戦を展開する。
チャンピオンを争いをリードするマルティンは、15周目の11コーナーで転倒、再スタートできずにリタイアに終わってしまう。
ランキング2位のベゼッチは終盤もトップ争いをリードし、残り3周でコンマ4秒ほど2番手以下にリードを取るが、伏兵のビンダーが追いつき、最終ラップのバックストレートでトップに浮上。
ビンダーはトップで最終コーナーを立ち上がるが、ゴールライン直前、ベゼッチがスリップから抜け出してわずかに前でゴール。さらにビンダーはダラ・ポルタにも交わされてしまった。
ベゼッチが今シーズン3勝目を記録、マルティンはランキングトップをキープしているが、ノーポイントに終わったため、マルティンとベゼッチのポイント差は1ポイントに縮まってしまった。
2位にダラ・ポルタが0.041差で入賞。ビンダーは0.042差で惜しくも優勝を逃したが、グランプリ初表彰台となる3位を獲得した。
日本人勢では、佐々木が9位、鈴木竜生(ホンダ)が15位で入賞を果たした。
鳥羽海渡(ホンダ)が17位、真崎が22位でチェッカーを受け、ワイルドカード参戦の岡崎静夏(ホンダ)は23位。福嶋佑斗(ホンダ)は1周目に転倒を喫し、再スタートして24位でゴールした。
以下、Moto3クラス決勝の順位結果。