レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2016.09.08 20:55

MotoGP第13戦サンマリノGPプレビュー:終盤戦突入。ロッシはホームで2年ぶりに優勝できるか?

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | MotoGP第13戦サンマリノGPプレビュー:終盤戦突入。ロッシはホームで2年ぶりに優勝できるか?

 今週末イタリアのミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリでMotoGP第13戦サンマリノGPが開催される。

 サンマリノGPの舞台となるミサノサーキットはアドリア海を望むイタリアのリッチョーネという街に位置する。2011年のマレーシアGPでのアクシデントによりこの世を去ったマルコ・シモンチェリの生まれ故郷が近く、シモンチェリにとってホームコースであったことから、彼の功績を称えて、2012年より『ミサノワールドサーキット マルコ・シモンチェリ』という名がサーキットの正式名称となった。

 サンマリノはミサノのそばにある小さな共和国で、サーキット自体はイタリアにあるが、グランプリの名称はサンマリノGPとなる。もともとミサノは世界グランプリのホストサーキットとして長い歴史を持っていたが、1993年を最後にグランプリのカレンダーから一度外れ、2007年に復活した。世界グランプリ復活に向けて、コースの大改修を受け、それまでとは逆回りとなり、コースレイアウトも大きく変更された。

 そして、2008年には、3コーナーのレイアウトに変更を受け、1周4.180kmから4.226kmへと全長が伸びている。左コーナー6、右コーナー10の計16のコーナーから構成されており、中低速コーナー主体のテクニカルコース。全体にフラットなコースレイアウトで、アップダウンはほとんどない。メインストレートも565mと短めで、1周のアベレージスピードもMotoGPクラスで165km/h前後とグランプリ開催コース中では低い。

 昨年のレースは、MotoGPクラスではスタート時点から小雨が落ち始め、レース序盤にウエットに、その後、雨は上がり、ドライとなる波乱のレースとなった。この結果、フラッグ・トゥ・フラッグでマシンを2度乗り換えることになる混乱のレースをマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が制し、2位にブラドリー・スミス(ヤマハ・テック3)、3位にスコット・レディング(プラマック)が入賞した。Moto2クラスとMoto3クラスはドライコンディションで争われ、Moto2ではヨハン・ザルコ(カレックス)が優勝、Moto3ではエネア・バスティアニーニ(ホンダ)が優勝した。

 いよいよシーズン終盤に入ったMotoGPクラスでは、マルケスが前戦イギリスでは表彰台を逃したものの、ランキングトップをキープしている。ミサノではMotoGPクラスで昨年1勝を記録、125時代の2010年からMoto2時代の2012年まで3連勝を達成した経験を持つ。

「イギリスGPではフロントタイヤの選択が最善ではなかったけど、失ったのはわずか3ポイントだけ。ミサノはシルバーストンとはコースのキャラクターが全く異なる。週末にいい仕事ができれば、表彰台争いができるだろう。セッション毎に最大のパフォーマンスを引き出せる機会が得られるように、天気がいいことをを願う」とマルケス。


関連のニュース