ポルトガルのアウトドローモ・ド・アルガルベ・ポルティマオでスーパーバイク世界選手権(SBK)のテストが1月27日から2日間の日程で行われ、ジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)が総合トップタイムを記録した。
ポルトガルでのテストはヨーロッパ圏での最後のテストとなる。晴天のなかで行われたテスト初日は各ライダーたちのタイムが拮抗し、トップから10番手までのライダーが1秒以内の差となっていた。
テスト2日目、サーキットは強風に見舞われたが、各ライダーはピットでの待機はあまりせず、開幕前の調整を行うために精力的に走り込んだ。
総合トップタイムをマークしたレイは、初日にヘレステストで試した新しいパーツを使用して作業に取り組み、2日目はマシンのベースセットアップの調整を実施。2日目に記録した1分40秒855で総合トップとなった。
2番手タイムをマークしたのは、アレックス・ロウズ(パタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム)。ロウズはヘレステストの時とは異なる作業を行いヤマハYZF-R1の改善を進め、1分41秒814を2日目に記録。トップのレイと0.959秒差でテストを終えた。
3番手は2日目に1分41秒934を記録したアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)。バウティスタはチームメイトのチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)とともに開幕戦に向けて基本となるセットアップを確認していたため、ラップタイムは意識していなかったという。
ヘレステストに続き、ポルトガルテストにも参加したBMW勢はトム・サイクス(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)が1分42秒246を記録して6番手に、チームメイトのマーカス・ライターベルガー(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)が1分43秒146で10番手につけた。ふたりはシャシーや電子制御に関する作業を2台に分けて実施していたようだ。
SBKポルトガルテストのタイム結果は以下の通り。