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投稿日: 2019.02.12 16:38
更新日: 2019.02.12 16:39

MotoGP:7年目でドゥカティファクトリー入り果たしたペトルッチが語るマシン・乗り方の変化【前編】


MotoGP | MotoGP:7年目でドゥカティファクトリー入り果たしたペトルッチが語るマシン・乗り方の変化【前編】

 2019年シーズンからドゥカティのファクトリーチームに加入したダニロ・ペトルッチ。そんなペトルッチに、イギリス在住のフリーライター、マット・オクスリーがインタビューを実施。共通ECU導入、ミシュランタイヤへのスイッチ等、技術上の多くの変更を経験し、最高峰7年目でファクトリーチームのシートを手にしたペトルッチ。彼はMotoGPクラスでの優勝経験はないが、非常に速く、バイクにどうのように乗っているのかを誰よりもうまく話すライダーだという。

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Q:君はMotoGPキャリアのなかで大きな技術上の変更を経てきた。市販車エンジンを載せたCRTバイクでスタートし、そしてバイクとタイヤと電子制御が変わった。

ダニロ・ペトルッチ(以下ペトルッチ):本当のことを言うと、僕はMotoGPでの最初の3年間はスーパーストック(限りなく市販車に近いバイク)のマシンに乗っていたんだよ! だから本当の意味でMotoGPマシンを使ってレースを始めたのは、2015年にプラマック・レーシングに加入したときなんだ。

ライディング技術はすごく変わった。タイヤも電子制御も違うからね。スロットルの使い方は、ファクトリーソフトウェアのあった2016年とはまったく違う。2015年は、電子制御が優れていたからスロットルをコーナー立ち上がりで開けるのは簡単だった。今ではライダーはスロットルを巧みに扱わなければならない。ほとんどは電子制御のせいなんだけど、タイヤが違うせいでもある。

ブリヂストンタイヤでの長いスライドのことを覚えているでだろう。あのタイヤでは、単にバイクをコーナー半ばで走らせて、コーナー立ち上がりでバイクをスライドさせればよかった。なんの問題もなかったよ。

ミシュランタイヤでは状況は違う。タイヤはとても良いんだけれど、性質が違うし、電子制御があまり良くないからタイヤをすごく労わらないといけないし、とても注意を払う必要がある。

ダニロ・ペトルッチ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)
ダニロ・ペトルッチ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)

たとえば、あるコーナーから次のコーナーへ行く時には、スロットルを全開にしない方がいい時がある。スロットルを全開にしないなかで、マシンをスライドするようにするんだ。それが2017年にアンドレア・ドヴィツィオーゾが学んだことで、彼はコーナー立ち上がりでのスライドにおいて一番の名手だと思うよ。

ドヴィツィオーゾはできるだけ控えめにバイクをスライドさせる。だからレース終盤では、彼のタイヤは誰よりも保つんだ。僕にとっては、このことは学ぶのはもっとも難しいことのひとつだ。僕はバイクをスライドさせるのが好きだからね!

自分の本能に従えば、コーナー出口で常にスロットルをできるだけ早く開けようとするだろう。僕はそれがうまいライダーのひとりだと思うよ。僕はブレーキを強くかけ、スロットルを早い段階で開ける。これはブリヂストンタイヤとファクトリーソフトウェアのときにはよかったけれど、今ではそうでもない。今の状態でもスロットルを開けることはできる。でもとてもスムーズにやらなければいけないんだ。500ccの2サイクルマシンを操るようにね。

2017年の冬、僕はこのことには力を入れて取り組んだ。そしてドゥカティの最速ライダーであるアンドレアとホルヘ(・ロレンソ)のデータを見ることで多くを学んだ。テストではデータ担当が最後の走行ラップを見せてくれる。アンドレアとホルヘが同じ周回を同じタイヤ、同じコンディションでどのように走るかを見るんだ。そして比較してみる。僕は彼らより前にスロットルを全開にしているけど、僕はより大きくスライドし、コーナー出口でのスピードは遅かった。

今では、レース中に速く走ることは難しくなっている。数周の間速く走るのはとても簡単だけど、10周もすると、タイヤが摩耗してしまう。レース中はできる限りタイヤを労わらなければならない。でも簡単じゃないよ。同時にできるだけ速く走らなければならないんだからね。


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