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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.02.22 11:45
更新日: 2019.03.01 12:58

SBKがいよいよ開幕。ホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、BMWがカワサキの連覇阻止に挑む

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MotoGP | SBKがいよいよ開幕。ホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、BMWがカワサキの連覇阻止に挑む

 ひと足早くシーズンインを迎える、市販車ベース車両による二輪ロードレースの最高峰、スーパーバイク世界選手権(SBK)。開幕戦は今週末2月22~24日にオーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで開催される。

 2019年は、1ラウンド3レースに増え、4連覇中のカワサキはNinja ZX-10RRをモデルチェンジ、ドゥカティはウイング付きのパニガーレV4 Rを登場させ、BMWはワークス体制を復活しフルモデルチェンジしたS1000RRで参戦する。

 また、ホンダが2003年以来のワークス体制を復活させ、日本人ライダーの清成龍一が約10年ぶりのSBK復帰を果たすなど、シーズン開始前から話題が尽きない。その2019年SBKをシーズンスタート前におさらいする。

2019年SBKにフル参戦する18名のライダー
2019年SBKにフル参戦する18名のライダー

■史上最多のレース数、均等化されたマシンにより激しいバトルが勃発

 2019年も例のごとくレギュレーションがいくつか変更された。いちばん大きな変更点は史上初の3レース制導入だろう。これまで土日に各1回ずつレースが行われたが、今季は土曜日に1回、日曜日に2回の1ラウンド3レース制になる。

 スケジュールは、土曜日の現地時間14時にレース1が行われる。日曜日は2レース目(スーパーポールレース)を11時に10周のショートスプリント形式で行い、3レース目のレース2はヨーロッパ時間に開催されるすべてのラウンドで、これまでと同様に14時に行われることとなった。

 今年も全13ラウンド行われるが、史上最多の39レースが開催されることとなる。それによりライダーにとってはケガでの欠場が続くと、チャンピオンシップに大きな痛手を負うこととなる。

 2018年シーズンより導入されたエンジン回転数の上限(レブリミット)制限は今年も継続。SBK仕様のマシンは、市販車のベースマシンよりも3%高いレブリミットを設定できることになっていた。しかし、性能調整を行う規則ができたため、レブリミットが制限されることとなった。

 異なるメーカーのマシン性能を等しくするために2018年シーズン前に設けられたこのルールは、ラップタイム、スピードトラップ、メーカーあたりのライダー数や、レース結果、レースタイムなどの個々のライダーパフォーマンスにより決定される。また、このハンディキャップ制度は3ラウンドごとに更新される可能性があり、変更される場合は250回転の増減で調整される。

 2019年シーズン各マシンのレブリミットは現時点で以下のように定められている。

ヤマハYZF-R1/14,700rpm
ホンダCBR1000RR SP2/14,550rpm
BMW・S1000RR(新型)/14,900rpm
カワサキZX-10RR(新型)/14,600rpm
ドゥカティ・パニガーレV4 R(新型)/16,350rpm

 なお、スポットで参戦する可能性のあるアプリリアは14700回転、MVアグスタは14950回転、ドゥカティのL型2気筒エンジン搭載マシンは12400回転、カワサキの2018年型マシンは14100回転、スズキが14900回転となる。

■5メーカーの真っ向勝負。カワサキの連覇を阻むのはどのチームか


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