2016.09.11 ロードレース世界選手権 第13戦 サンマリノGP 決勝
バルダッサーリが初優勝。中上が3位表彰台を獲得
2016年9月11日(日)・決勝
会場:ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
天候:晴れ
気温:28℃
コースコンディション:ドライ
観客:10万496人(3日間:15万8396人)
Moto2 レポート
Moto2クラスは、ホームグランプリに闘志を燃やすロレンソ・バルダッサーリ(Foward Team)が、キャリア64戦目にして初優勝を達成しました。今季2回目のフロントロー3番手からオープニングラップで2番手につけたバルダッサーリは、5周目に3番手へとポジションを落としますが、6周目に2番手に浮上すると、首位を走るアレックス・リンス(paginas Amarillas HP 40)を追撃しました。そして、ラスト2周でリンスを捕らえると、真っ先にチェッカーを受けました。デビューから64戦目の勝利となりました。
26周のレースで、安定したラップタイムを刻んだリンスは、今季3勝目を目前にするも、ホームグランプリで気合十分のバルダッサーリに首位の座を譲ることになりました。しかし、今大会を2位でフィニッシュしたことで、4位に終わった総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)に3点差まで迫ることに成功しました。
予選2番手から決勝に臨むも、スタート直後の1コーナーでオーバーランを喫し、その後、序盤にペースが上がらず8番手までポジションを落とした中上貴晶(IDEMITSU HONDA TEAM ASIA)は、着実にポジションを上げて13周目に3番手に浮上、その後も後続を突き放す快走で、3位でフィニッシュしました。これで2戦連続4回目の表彰台に立ち、総合7位は変わりませんが、今大会で6位に入った総合3位のトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)まで17点差となりました。残り5戦でどこまでランキングを上げられるのかが注目されます。
以下、フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Mark VDS)、トーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)、ハフィズ・シャーリン(Petronas Raceline Malaysia)、ジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)、サンドロ・コルテセ(Dynavolt Intact GP)、アレックス・ マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)と続き、ここまでがトップ10フィニッシュでした。