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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.05.11 06:00
更新日: 2019.05.10 21:03

マルケスのMotoGP史上最年少ポール獲得記録を破ったクアルタラロ。母国で最年少優勝更新の可能性残す

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MotoGP | マルケスのMotoGP史上最年少ポール獲得記録を破ったクアルタラロ。母国で最年少優勝更新の可能性残す

 ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が第4戦スペインGPでMotoGPクラス初ポールポジションを獲得した。この記録は2013年のアメリカズGPでマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が記録した最高峰クラスの史上最年少ポールポジション獲得記録の20歳と63日を更新するものだった。1999年4月20日生まれのクアルタラロは、20歳と14日で最高峰クラスの史上最年少ポールポジション獲得記録を塗り替えた。

 2019年からMotoGPクラスにステップアップしたクアルタラロは、フランスのニース出身。4歳でレースキャリアをスタートさせると、8歳からスペインをレース活動の中心とし、カタルニア選手権に参戦。2008年に50ccクラス、2009年に70ccクラス、2011年に80ccクラス、2012年にはpre-Moto3クラスでチャンピオンを獲得すると、2013年、13歳でCEV(スペイン選手権)のMoto3クラスにフル参戦し、1年目でチャンピオンを獲得する。さらに続く2014年は8戦11レース中9勝を記録する圧倒的な勝利で連覇を果たした。

ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)
ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)

 世界グランプリのMoto3クラス参戦年齢は16歳以上だったが、CEVで連覇を果たしたクアルタラロのために、CEV(2014年からはCEVレプソル・インターナショナル選手権)のMoto3クラスチャンピオン経験者は15歳から参戦できる特例条項が設けられ、2015年より世界グランプリのMoto3クラスフル参戦を果たすことになる。

 マルケスに次ぐ逸材として大きな期待を背負ってグランプリライダーとなったクアルタラロは、2戦目のアメリカズGPで2位に入賞。グランプリ史上7人目(史上最年少表彰台獲得ランクでは6番目)となる15歳での初表彰台を獲得した。さらに4戦目のスペインGPでは初ポールポジションを獲得するなど、華々しいデビューを飾ったが、シーズン中盤以降はリタイアも多く、終盤の欠場も響いてランキング10位に終わった。

 2年目の2016年はレオパードレーシングに移籍。マシンをKTMにスイッチして臨んだが、2回の4位を最高位にランキング13位に止まった。当初は2年契約でレオパードレーシングからMoto3クラスに参戦する予定だったが、2016年はMoto2クラスにステップアップし、チームポンスから参戦した。

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