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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.05.19 23:20
更新日: 2019.05.20 13:29

マルケスがドゥカティ勢の追撃を退け、MotoGPフランスGPで今季3勝目。中上は今季初の転倒リタイア

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MotoGP | マルケスがドゥカティ勢の追撃を退け、MotoGPフランスGPで今季3勝目。中上は今季初の転倒リタイア

 MotoGP第5戦フランスGPの決勝レースがル・マン-ブガッティ・サーキットで行われ、MotoGPクラスはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がポール・トゥ・ウインで今季3勝目を挙げた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は今季初の転倒リタイアでレースを終えている。

 決勝レースは天候が心配されていたが、スタート時点で気温15度、路面温度19度、路面状況はドライ。そんななかレースに向けて始まったウオームアップラップで、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)とカレル・アブラハム(レアーレ・アビンティア・レーシング)が相次いで転倒を喫する。ふたりの転倒は交錯したものではなく、単独でのクラッシュ。ミルとアブラハムはピットに戻り、ミルはレースに出走した。ちなみにミルは、ウオームアップセッションでも2度の転倒を喫しており、この日3度目のクラッシュとなった。

 スタートではポールポジションスタートのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)と2番手スタートのダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム)が飛び出し、1コーナーに横並びになるように突入。しかしその先のコーナーで、マルケスが先頭を奪う。

序盤、マルケスはペトルッチ、ミラーとトップ争いを展開
序盤、マルケスはペトルッチ、ミラーとトップ争いを展開

 序盤はマルケスにペトルッチが続き、3番手にジャック・ミラー(プラマック・レーシング)がつける展開。さらにそのミラーの後ろに迫るのは、バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)だ。

 3周目、ミラーは8コーナーでややはらんだペトルッチを交わすと、この周にファステストラップを叩き出してマルケスを追う。ペトルッチはラインを外した際にロッシにも交わされて後退した。

 ミラーは4周目にもファステストをマーク。約0.3秒あったマルケスとの差はあっという間に縮まり、5周目の3コーナーで躊躇なくマルケスのインを刺すとオーバーテイク。ミラーがトップに立った。だが、マルケスもミラーをやすやすと逃さない。マルケスはミラーに交わされてからもその背後につけ、テール・トゥ・ノーズでトップ争いを展開する。

 7周目にはマルケスが仕掛け、トップを奪う。しかしミラーも負けじとマルケスにオーバーテイクを挑むガチンコ勝負。そんな激しいトップ争いが展開される間に、3番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)と4番手のロッシが追いついた。

 しかし、トップに立ったマルケスは1分32秒前半から中盤のタイムをコンスタントに刻み、次第に2番手のミラーとの差が開いていく。マルケスは11周目にはファステストをマーク。このときにはミラーに対し、約0.9秒のアドバンテージを築いていた。

■マルケスが抜け出した終盤、ドゥカティのふたりが2番手争いを展開


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