7月25日~28日に鈴鹿サーキットで開催されるFIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、鈴鹿8時間耐久ロードレースのメーカー合同テストは6月4日(火)に2日目を迎えた。2日目もYAMAHA FACTORY RACING TEAMが総合トップタイムを記録した。また、Team HRCにはMotoGPのMoto2クラスを戦う長島哲太が合流し、走行を行った。
メーカー合同テスト2日目の天気は、薄い雲が出て来たため、前日より気温は上がらず、路面温度は45度と、鈴鹿8耐に向けては、まだまだ低いコンディションとなっていた。
この日、Team HRCからはMoto2ライダーの長島が登場。長島は日曜日のMotoGP第6戦イタリアGPを終え、月曜日の夜に鈴鹿入りし、火曜日9時からファクトリー(ワークス)仕様のホンダCBR1000RR SP2をライディングした。1本目は2分07秒台だったが、2本目には、2分06台に入れる2分06秒385をマークした。
「初めて乗ったHRCのマシンは、高橋選手のセットのままでしたが、ポジションも問題ないですし、すごく乗りやすい印象でした。(ステファン・)ブラドル(2分06秒118)に負けたのは悔しいですが、今回は、とにかくマシンに慣れることを第一に周回を重ねました」と長島。
HRCテストライダーのステファン・ブラドルに負けたとはいえ、長島は2日目のみのテスト参加。しかもレースを終えたばかりのハードスケジュールということを加味すれば上出来と言えるだろう。ホンダのライダーラインアップ発表が楽しみなところだ。
2日目も総合トップタイムは、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が記録。タイムは、ただひとり2分05秒台に入れる2分05秒992だった。
2本目のみの走行となったTeam HRCの高橋巧は、2分06秒110で2番手。3番手は2分06秒118をマークしたTeam HRCのブラドル、4番手に2分06秒480をマークしたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの野左根航汰、5番手に2分06秒523をマークしたKawasaki Racing Teamのジョナサン・レイ、6番手に2分06秒745をマークしたKawasaki Racing Teamのレオン・ハスラムと2分06秒台で続いた。
メーカー合同テスト2日目の総合タイム結果は以下の通り。