MotoGP第7戦カタルーニャGP MotoGPクラスの決勝レースがカタロニア・サーキットで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が優勝。2位にはルーキーのファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が入り、最高峰クラス初の表彰台を獲得した。
フロントロウに並んだのはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)とマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)、そしてマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)だったが、ビニャーレスは予選セッションの最後にスロー走行を行ったうえ、9コーナーでクアルタラロの走行ラインを妨害したとして、3グリッド降格のペナルティを受けた。
予選3番手だったビニャーレスは6番グリッドからスタートとなり、繰り上がってフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が3番グリッドに並んだ。この件について、ビニャーレスは予選後の会見で「チェッカーフラッグを受けたと思って」ファンサービスをしていたという旨のコメントをしている。
決勝レースは気温25度、路面温度41度のドライコンディションで行われた。1コーナーにトップで飛び込んだのは、5番手スタートのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)。2番手にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)、3番手にファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が続く。
さらにオープニングラップを終えるころには、6番グリッドスタートとなったビニャーレスが2番手に浮上。4番手には10番グリッドスタートのホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ・チーム)が追い上げてきていた。
しかし2周目、10コーナーに3番手で飛び込んだロレンソがスリップダウン。ロレンソは2番手走行中でロレンソの前方にいたドヴィツィオーゾに追突し、さらに外側にいたビニャーレス、やや遅れて10コーナーに突入したロッシを巻き込んだ。ロレンソ、ドヴィツィオーゾ、ビニャーレス、ロッシはもみ合うように転倒。このアクシデントにより、上位を走行中の4台がリタイアとなり、戦線離脱を喫することになる。