2016.09.23 ロードレース世界選手権 第14戦 アラゴンGP フリー走行
[Moto2] 中上が初日のトップタイムをマーク。ロースが2番手につける
2016年9月23日(金)・フリー走行
会場:モーターランド・アラゴン
天候:曇り、ときどき晴れ
気温:26℃
コースコンディション:ドライ
Moto2 レポート
Moto2クラスは、シーズン中盤戦に入って調子を上げている中上貴晶(IDEMITSU HONDA TEAM ASIA)が、トップタイムで初日を終えました。初日トップタイムをマークするのは今季5度目となります。1回目のセッションは、前戦サンマリノGPと同じセットでスタートして、新しいリアサスペンションなどを試しました。しかし、思うようにバランスが取れないことからサンマリノGPの状態に戻してコースインし、2回目のセッションではトップに浮上しました。この日は、タイヤテストに集中しました。明日の予選では今季2度目のポールポジションを目指し、日曜日の決勝では、今季5度目の表彰台と今季2勝目に挑みます。
1回目のセッションでトップタイムをマークしたサム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)が2番手でした。過去2戦、イギリスGPではトップグループに加わるも接触して転倒し、再スタートするもノーポイント、続くサンマリノGPでは、転倒リタイアに終わりました。その結果、チャンピオン争いから大きく後退して、ランキングでも4位へと後退しました。今大会はチャンピオン争いのプレッシャーからやや開放されたこともあり、今季2勝目を狙う意気込みです。
以下、総合3番手につけるトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)が3番手。総合5位のジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)が4番手、前戦サンマリノGPで初優勝達成のロレンソ・バルダッサーリ(Foward Team)が5番手と続きました。
今大会は、トップタイムの中上から1秒差以内に12台の接戦となり、総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)は8番手。3点差でザルコを追う、総合2位のアレックス・リンス(paginas Amarillas HP 40)はトップから1.070秒差の14番手でした。チャンピオン争いをする両選手の2日目の走りに注目されます。
ワイルドカードで出場の長島哲太(Ajo Motorsport Academy)は24番手でした。