6月28~6月30日にオランダのTTサーキット・アッセンで行われるMotoGP第8戦を前に、ホンダ、ヤマハ、スズキ、ドゥカティのファクトリーライダー6名と日本人ライダー、中上貴晶が意気込みを語った。
■LCRホンダ・イデミツ
●中上貴晶
「カタルーニャGP後は良いテストができました。ファクトリーバイクをテストすることができたので、将来に向けたテストとなりましたし、僕が使用する2018年型と2019年型の違いを感じることができました」
「オランダGPは自信を持っています。現時点では天候は良くなるようですが、アッセンの天候は不安定になることが多いので、レースウイークはどうなるかわかりません。いつものように、自分たちのレースに向け、どんなコンディションでも対応できるように準備を整えます。暑いコンディションならば、レースディスタンスに向けたセッティングに集中していかなければなりません」
「カタルーニャGPでは予選で苦戦していました。良いグリッドポジションを得ることが重要なので、オランダGPに向けては改善しようとしています。まずは予選、そして、レースでは僕たちのすべてのポテンシャルを発揮できるようにしたいです」
■チーム・スズキ・エクスター
●アレックス・リンス
「アッセンを迎えて興奮している。去年は2位に入賞しているし、今年のGPもいいバトルができると思う。コースは小さいが流れるようなレイアウトを持つ。これは僕たちのマシンに合っていると思う」
●ジョアン・ミル
「カタルーニャGPのレースには満足しているが、ユニークで伝統的なコースのアッセンに臨むことはハッピーだ。高速パートと低速パートを組み合わせたレイアウトで、マシンのバランスが重要となる、ルーキーにとっては難しいコースだ。それに1周の間に何度もライディングスタイルをすばやく合わせることが重要だ」
「天気が変わりやすいので、状況に合わせて素早くマネージメントとする必要がある。いい仕事のやり方を見つけ、正しいステップで少しずつ改善し、より強くなっているので、今週末に向けて僕はポジティブだ」
■ミッション・ウィノウ・ドゥカティ
●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「バルセロナで失ったポイントを気にしている時間はない。僕たちは今までと同様、懸命に働き、レースに取り組む必要がある。僕たちには競争力があり、まだまだ改善するべき分野があるにも関わらず、常にスピードがあることを証明してきた」
「アッセンはドゥカティのマシンにとってあまり有利なコースではないが、トリッキーなコースでも積極的に進歩できるだろう。チャンピオンシップはまだ長いから、落ち着いて集中しなければならない」
●ダニロ・ペトルッチ
「データの上では簡単ではないコースだが、アッセンはいつもフィーリングがよく、お気に入りのコースのひとつだよ。ここ数レースはポジティブなレースができているから、競争力を持ち、表彰台を争いたい」
「昨年のアッセンは困難なウイークとなったから、今年はモチベーションが高い。天気がどうなるか分からないが、僕のライディングスタイルとデスモセディチGPの特性的にウエットでもアドバンテージがあるとは言え、ドライでレースがしたい。いい結果を残すチャンスがある」