2019の鈴鹿8時間耐久ロードレースはスタートから4時間が経過し、レースの半分が終了した。Red Bull Hondaは首位陥落。変わってKawasaki Racing Team Suzuka 8Hがトップに浮上した。
83周目に入ると2番手Kawasaki Racing Team Suzuka 8H(レオン・ハスラム)とYAMAHA FACTORY RACING TEAM(マイケル・ファン・デル・マーク)が接近。83周目にホームストレートでファン・デル・マークがハスラムをかわして2番手に浮上する。
86周目を終えるとYAMAHA FACTORY RACING TEAMがピットイン。Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hもピット入っていった。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMはファン・デル・マークから中須賀克行に代わり、Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hはハスラムからジョナサン・レイにマシンを託した。
ピット作業時間はほぼ同時だったため、順位は入れ替わることはなかった。
トップのRed Bull Hondaが88周目に入ると世界耐久選手権(EWC)のポイントリーダーであるTEAM SRC KAWASAKI FranceがMuSASHiシケインで転倒。再スタートは切れたようで、マシンをピットに戻し、修復作業のためガレージにマシンを入れた。
89周目に入るとKawasaki Racing Team Suzuka 8HのレイとYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀による2番手争いが激しさを増す。中須賀はバックストレート、ホームストレートでレイに仕掛けるがここはレイがポジションを守る。
90周を終え、2番手に1分9秒の大きな差をつけていたRed Bull Hondaがピットイン。ライダーを高橋巧からステファン・ブラドルに代え、トップのままコースへと復帰した。
Red Bull Hondaがピットインした後は、Kawasaki Racing Team Suzuka 8HとYAMAHA FACTORY RACING TEAMの2番手争いが再び接近。レイと中須賀は0.2秒以内の差を維持しながら、2分7秒台のペースで周回を重ねていく。
一方、Red Bull Hondaのブラドルは徐々にペースを上げることができず、1分以上あったギャップはどんどん縮まっていき、100周目には2番手との差が1秒以内に入った。
その100周目、レイがヘアピンでバックマーカーに引っ掛かったブラドルを狙てかわし、トップ浮上。ブラドルはその後もバックマーカーに引っ掛かり、スプーンカーブで3番手の中須賀にもかわされ、Red Bull Hondaは3番手に後退する。
トップに浮上したレイは、その後もペースを上げて後続とのギャップを開き、2番手に約6秒の差を広げた。
鈴鹿8耐は4時間を終え、後半戦へと入っていく。
4時間を経過した時点での順位は以下の通り。