レース界のマニアック“ヘンタイ”カメラマンこと鈴木紳平がお届けする全日本ロードレース選手権ブログ。鈴鹿8時間耐久ロードレースを終え、後半戦の緒戦がツインリンクもてぎで開幕した全日本ロード。JSB1000マシンは鈴鹿8耐に向けて開発が行われるため、後半戦から登場するマシンは2019年仕様の完成形と言われている。そんなJSB1000マシンを“ヘンタイ”カメラマンが改めて見直すとどんな違いが見えてくるのか。
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日本のモータースポーツファンのみなさま、暑い夏いかがお過ごしでしょうか。
夏真っ盛り、もてぎ2&4レースであります。全日本ロードレース選手権は鈴鹿8時間耐久ロードレースも終了し後半戦へ突入、今ラウンドはJSB1000クラスのみの開催であります。
今回は後半戦の緒戦という事もあり改めてファクトリー(ワークス)マシンを見直し、そのなかで特徴ある部分をご紹介していきたいと思います。それではものすごい暑さのもてぎより全日本ロードレース選手権ブログのJSB1000メカもの編いってみましょう。
では車両全体を見ていきましょう。まずはホンダワークスTeam HRCから。
続いてはヤマハワークス、鈴鹿8耐で新しいスイングアームを投入したという話もあったようですが、外観だけでは区別がつきません。
こちらはカワサキ。リヤサスペンションがスイングアームの上にあるのが特徴的です。
中身も見ていきましょう。ホンダ勢、まずは13号車、Team HRCから。重いECUユニットをシート下に設置する事に4メーカーのなかで唯一成功しているホンダCBR1000RR SP2。とてもコンパクトです。
こちらは634号車、MuSASHi RT HARC-PRO.Hondaは鈴鹿8耐より13号車と同じCBR1000RR SP2に。ライダーのフィーリングも上々のようで予選では3番手を獲得。後半戦に期待がかかります。
ここからはホンダプライベーター勢を見ていきましょう。まずは15号車、Honda Asia-Dream R with SHOWAのCBR1000RR SP2(2017年仕様)。やはりちょっと時代を感じます。
こちらは44号車、Team ATJのCBR1000RR SP2。15号車と同じ2017年仕様ではありますが少しずつ相違点が見受けられます。
こちらは35号車、Honda Suzuka Racing TeamのCBR1000RR SP2(2018年仕様)。こちらはオリジナルのスイングアームを使用するなどなかなか意欲的です。