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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.09.23 18:01
更新日: 2019.09.23 18:02

TSRホンダのトラブルに続き優勝候補が揃ってリタイア。EWC開幕戦ボルドール24時間はスズキが制す

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MotoGP | TSRホンダのトラブルに続き優勝候補が揃ってリタイア。EWC開幕戦ボルドール24時間はスズキが制す

 FIM世界耐久選手権(EWC)の2019-2020シーズン開幕戦、ボルドール24時間耐久はフランスのポール・リカール・サーキットで決勝レースが行われ、スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム(ヴァンサン・フィリップ/エティエンヌ・マッソン/グレッグ・ブラック組)が優勝した。

 予選でポールポジションを獲得したのは、YARTヤマハ(ロリス・バズ/マービン・フリッツ/ニッコロ・カネパ組)。元MotoGPライダーでSBKでも活躍するバズが1分53秒408を記録し、ポール・リカール・サーキットのラップレコードを更新する活躍を見せた。

 2番手スタートはWEBIKE・SRCカワサキ・フランス(ジェレミー・ガルノニ/エルワン・ニゴン/デビッド・チェカ組)、3番手がF.C.C. TSRホンダ・フランス(ジョシュ・フック/フレディ・フォーレイ/マイク・ディ・メリオ組)、4番手がワークス体制を復活させ、新型マシンを使用するBMWモトラッド・ワールド・エンデュランス・チーム(イルヤ・ミハルチク、ジュリアン・パフェ、ケニー・フォレイ組)だ。

2019-2020シーズン開幕戦ボルドール24時間耐久レース スタートシーン
2019-2020シーズン開幕戦ボルドール24時間耐久レース スタートシーン

 決勝レースは、現地時間の15時(日本時間22時)に雨の降るなかウエット路面でスタート。ホールショットはスズキ・エンデュランス・レーシング・チームのグレッグ・ブラックが奪った。その後Wojcik・レーシング・チーム(ジノ・レイ/クリストファー・ベルグマン/アクセル・モーリン組)のジノ・レイがトップに立ち、後続に大きく差をつける。

2019-2020シーズン開幕戦ボルドール24時間耐久レース セーフティカーラン
2019-2020シーズン開幕戦ボルドール24時間耐久レース セーフティカーラン

 レースが50分を過ぎ、転倒の影響かセーフティカー(SC)が導入され、コースが清掃される場面が見られた。50分程度SC先導での走行が行われた後再開されたが、2時間30分を過ぎようとした段階で2度目のSCが導入。雨脚が強くなったことで2時間40分が過ぎた時点で赤旗が掲示され、全車ピットに戻った。

2019-2020シーズン開幕戦ボルドール24時間耐久の序盤トップ争い
2019-2020シーズン開幕戦ボルドール24時間耐久の序盤トップ争い

 天候が悪化し、雷雨に見舞われたことで現地時間の午後6時から朝6時まで12時間に渡りレースが中断された。レースはスタートから15時間後、SC先導でF.C.C. TSRホンダ・フランス、スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム、YARTヤマハ、WEBIKE・SRCカワサキ・フランスの順で再開され、数周後バトルがスタート。

 再開後は路面が濡れていたが、曇り空に変わりところどころ乾きはじめる。そして、スタートから18時間が過ぎた時にF.C.C. TSRホンダ・フランスのマイク・ディ・メリオがエンジントラブルにより最終セクターあたりでスローダウン。ディ・メリオはマシンを押しガレージに向かっていた。

 TSRホンダのマシンからオイルが出ていたようで、直後に11コーナーでWEBIKE・SRCカワサキ・フランスのニゴンがクラッシュ、そこにYARTヤマハのバズも転倒し2台のマシンが衝突し出火。2台のマシンとタイヤバリアは炎上し消火剤が撒かれた。SCが導入され、低速走行となったがさらに2台同じ場所で転倒を喫した。

マシンが炎上しリタイアとなったWEBIKE・SRCカワサキ・フランスのエルワン・ニゴンとYARTヤマハのバズ
マシンが炎上しリタイアとなったWEBIKE・SRCカワサキ・フランスのエルワン・ニゴンとYARTヤマハのバズ

 WEBIKE・SRCカワサキ・フランスとYARTヤマハはリタイアとなり、ガレージで修復を試みていたF.C.C. TSRホンダ・フランスもエンジンが壊れたことでリタイア。前年度のチャンピオンを含む優勝候補の3チームが立て続けにレースから離脱することとなった。


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