2019年シーズンのMotoGPは第14戦アラゴンGPを終え、フライアウェイラウンドが10月4~6日にチャン・インターナショナル・サーキットで開催される第15戦タイGPからスタートする。5戦を残し今季のチャンピオン決定が目前となっているため、王者獲得の条件をチェックしておこう。
今季のMotoGPは、第14戦を終えた時点で今季8勝、13度の表彰台(第3戦アメリカGPのみリタイア)と好成績を残しているマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が300ポイントで首位。シングルフィニッシュの常連であるが、7度の表彰台をふくむ2度の優勝を挙げているアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)が202ポイントと98ポイント差がついている。
残り5戦、最大125ポイントのタイトル争いで、タイGPでマルケスが優勝、もしくはドヴィツィオーゾとのポイント差を100に拡大させればタイトルが確定する。
昨年が初開催となったタイGPでは、先頭を走るドヴィツィオーゾを追うマルケスが最終ラップでトップに浮上。デッドヒートの末、最終コーナーでドヴィツィオーゾがインに入ったがクロスラインでうまく立ち上がったマルケスが勝利した。
コースの相性では、マルケスは予選でもポールポジションを獲得しており、ドヴィツィオーゾも3番手スタートとふたりとも良い。そして最終コーナーまでトップ争いを両者が繰り広げたため、今年もこのふたりが上位争いをする可能性が高い。
マルケスは2013年にMotoGPクラスに昇格してから、2015年のランキング3位を除き5度の王者に輝いている。ドヴィツィオーゾは過去2年連続でランキング2位とマルケスに一歩及ばず。
今週末のタイGPでマルケスがMotoGPクラスで6度目の王者を確定させるのか、次戦日本GP以降に持ち越しとなるのか。予選で決まるグリッド位置、そして決勝レースの展開など、見逃せない一戦となりそうだ。
■2019年MotoGP第15戦タイGPでマルケスのタイトルが確定する条件
マルケスが優勝
マルケスが2位、ドヴィツィオーゾが優勝を逃した場合
マルケスが3位、ドヴィツィオーゾが4位以下の場合
マルケスが4位、ドヴィツィオーゾが5位以下の場合
マルケスが5位、ドヴィツィオーゾが7位以下の場合
マルケスが6位、ドヴィツィオーゾが8位以下の場合
マルケスが7位、ドヴィツィオーゾが9位以下の場合
マルケスが8位、ドヴィツィオーゾが10位以下の場合
マルケスが9位、ドヴィツィオーゾが11位以下の場合
マルケスが10位、ドヴィツィオーゾが12位以下の場合
マルケスが11位、ドヴィツィオーゾが13位以下の場合
マルケスが12位、ドヴィツィオーゾが14位以下の場合
マルケスが13位、ドヴィツィオーゾが15位以下の場合
マルケスが14位、ドヴィツィオーゾが0ポイントの場合