全日本ロードレース選手権JSB1000クラスは10月5日、オートポリスで第7戦の公式予選が行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がレース1、レース2でポールポジションを獲得した。
第7戦オートポリスは第3戦SUGO以来の2レース制で開催。30台がエントリーし、決勝レース1、レース2ともに20周で争われる。
金曜日のART合同走行で総合トップタイムに立ったのが1分47秒736をマークした水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)。総合2番手は1分47秒884で高橋巧(Team HRC)、総合3番手は1分47秒931で渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)と続いた。チャンピオンの中須賀は1分48秒024で総合4番手につけた。
第7戦の予選は45分の計時予選形式。各ライダーのベストタイムがレース1のスターティンググリッド、各ライダーのセカンドタイムがレース2のスターティンググリッドとなる。
予選日の天候は快晴。手元の計測で気温21度、路面温度24度のドライコンディションで9時25分に予選は始まり、各ライダーがコースインしていく。
予選序盤は中須賀が1分47秒471を記録し、しばらくリーダーボードのトップに立つ。2番手に1分47秒643で水野、3番手は1分47秒995で高橋と続き、ここまでが1分47秒台だった。
セッションが残り20分となったところで 北折淳(Honda緑陽会熊本レーシング)が4コーナーで転倒。マシンがタイヤバリヤに当たったため、セッションは赤旗中断となる。
予選は9時58分に延長なしで再開。コースオープンと同時に各ライダーが一斉にコースインしていく。残り5分を切ろうというところで高橋が1分47秒263をマークしてトップ浮上。渡辺一馬、岩戸亮介(Kawasaki Team GREEN)、渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)も1分47秒台に入れる。
残り4分となったところで中須賀がタイムを更新。2018年に自身が記録したコースレコード1分46秒909を破る1分46秒306を叩き出して高橋からトップを奪還した。
その後、チェッカーが振られ、中須賀が高橋に約1秒近い差をつけてレース1のポールポジションを獲得。中須賀は開幕戦もてぎ、第6戦岡山に続き、2019年3度目のレコードブレイクを果たした。
レース1の2番手は高橋、3番手は中須賀と同じタイミングでタイムを更新し、1分47秒295をマークした野左根、水野は最後のアタックでタイムを更新できず4番手で予選を終えた。
セカンドタイムで争うレース2の予選は中須賀が1分47秒139でポール。2番手に1分47秒390で高橋、3番手は1分47秒643で水野というフロントロウになった。
JSB1000クラス第7戦の決勝レース1は15時20分からスタートする。第7戦オートポリスのJSB1000クラス予選結果は以下の通り。