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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.10.05 20:28
更新日: 2019.10.05 20:30

中須賀、終盤で野左根を引き離そうとするも「しっかりついてきて離せなかった」/全日本ロード第7戦レース1会見

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MotoGP | 中須賀、終盤で野左根を引き離そうとするも「しっかりついてきて離せなかった」/全日本ロード第7戦レース1会見

 10月5日にオートポリスで行われた、全日本ロードレース選手権第7戦のJSB1000決勝レース1を終え、表彰台に登った中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧(Team HRC)が戦いを振り返った。

レース1後の会見に臨んだ中須賀克行(中)、野左根航汰(左)、高橋巧(右)
レース1後の会見に臨んだ中須賀克行(中)、野左根航汰(左)、高橋巧(右)

■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース1:優勝)

「スタートはうまくいきましたが、1コーナーでギヤを1速落とし忘れてオーバランしかけました。そのあと3速で加速が鈍ったところを航汰につかれて前に出られてしまいました」

「序盤は様子を見ようと思ったら、航汰がいいアベレージを刻んでいたので、自分自身のリズムを作るためについたり離れたりの状態が続いていました。10周目以降は自分のライディングが落ち着いてきて、自分の速いところ遅いところ見ながら走りましたね」

「途中、水野選手が元気よく抜いてきました。自分は2番手をキープしたかったので、まずはブロックラインをとりながら走りました」

「本当はラスト1周で前に出ようと思っていたのですが、ラスト1周にしっかりと決めきれる自信がなかったので、少し早めに前に出ました。そのあとプッシュして航汰を引き離そうとしたのですが、しっかりついてきて引き離すことができませんでした。自分自身も非常に苦しい状況でしたが、なんとか抑えることができ、地元でポール・トゥ・ウインを飾れてよかったです」

「序盤のペースが遅ければ自分が前に出て引っ張ろうと思いましたが、航汰のペースが自分がテストで行ったロングランのアベレージと同じくらいで走っていたので、このペースで後半までいけば集団が減らせると思い、後ろについていました。思っていた通り1台ずつ減っていったので、予想通りでしたね。しっかりレースメイクできたと思います」

「ラスト3周で前に出た後、航汰を離したかったのですが、しっかりついてきたので、かなりプレッシャーを感じながらフルでプッシュしました。まだ引き出しはあるので、明日は違う手を使っていいレースができるようにしたいです」

■野左根航汰/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース1:2位)

「自分もスタートはよかったです。1コーナーで中須賀選手がオーバーランしかけたのは、半分わざとかな?と一瞬思いましたね(笑)」

「中須賀選手をかわしたあとは自分が前に出て、集団を引っ張ろうと思いました。ペースは1分48秒中盤をキープでき、タイヤを温存できているなという走り方はできていました。それもあって最終ラップにファステストを出せたのですが、勝負ポイントという部分で自分が強くなく、最後も最終コーナーのイン側に入りたかったのですが、入り切れず、本当に悔しいレースになってしまいました」

「ですが、前回の岡山で優勝できたことで、今までとは違うステップを登れたのかなと思えたレースでした。あともうひとつステップを踏めば中須賀選手を倒せるのではという自信がありました。それを明日のレースで叶えたいと思います」

「明日はもう一歩何かがないと勝てないと思ています。同じバイクですが速い場所、遅い場所が全然違いますし、自分が速いポイントが勝負で強くなかったので、明日はもう少し考えてリベンジしたいです」

■高橋巧/Team HRC(レース1:3位)

「自分もスタートはまあまあよく、2番手で入れるかなと思ったら野左根選手がすごい勢いで加速していき、ブレーキングで水野選手が入ってきました。水野選手が来るだろうとは思っていました。クロスラインで抜き返せないかと試しましたが抜き返せませんでいた」

「テストのときにロングランができておらず、ウイークに入ってからガラッとセッティングを変えてチャレンジしました。それがいい方向にいき、決勝ではなんとか勝負できればいいなと思いましたが簡単にはいかなかったです」

「レース終盤まで水野選手がすごく元気な走りをしていたので、明日はそれを見習って、もう若くありませんが、若い走りをしてレースをかき回したいと思います」

「レースウイークまでの流れのなかで詰め切れていなかったのが敗因だと思っています。今日、レースをしてデータは取れているので、明日はさらによくしていきたいです」

「ここまでくるとシーズンを考えて戦わなければいけません。それを優先し、かついい勝負をして勝てるように努力したいと思います」


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