レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2019.10.06 21:27
更新日: 2019.10.06 21:28

完全制覇の中須賀、最終戦はホンダ×高橋に「どこまで通用するのか楽しみ」/全日本ロード第7戦レース2会見

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | 完全制覇の中須賀、最終戦はホンダ×高橋に「どこまで通用するのか楽しみ」/全日本ロード第7戦レース2会見

 10月6日にオートポリスで行われた、全日本ロードレース選手権第7戦のJSB1000決勝レース2を終え、表彰台に登った中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧(Team HRC)が戦いを振り返った。

レース2後の会見に臨んだ中須賀克行(中)、野左根航汰(左)、高橋巧(右)
レース2後の会見に臨んだ中須賀克行(中)、野左根航汰(左)、高橋巧(右)

■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース2:優勝)

「久々に自分の想定どおりレースをコントロールできた2レースでした。(高橋)巧選手のパッケージがレベルアップしているなかで、自分たちもそれに追いつけと鈴鹿8耐からニューパーツを投入しながらいい形まで持ってこれました。これが最終戦の鈴鹿で機能するかは分からないですが、今日はいいレースができました」

「作戦はレース1と同じで後ろにつく形でした。多い台数の集団でごちゃごちゃになればいいなと思ったのですが、思ったよりも他のペースが落ちてグループ4台になってしまったので、そこは予想とは違いました」

「昨日は(野左根)航汰が前で、今日は水野(涼)選手が前にいたので、水野選手がどんな走りをするかを見たかったし、そのなかで、自分が3番手に後退したり、2番手に戻ったりとバトルをしながらいいレースができたと思います」

「最後は再び航汰と一騎打ちになりました。昨日は0.1秒の差でしたが、それよりも引き離したかったので、最後までフルプッシュしました。レース1よりも差が離れたのでよかったです」

「(逆転チャンピオンに向けて)自分に与えられた条件は勝つしかありません。チャンピオンシップはそれができたときについてくると思っています。巧選手は鈴鹿を得意としているし、本当に速いので、しっかり準備しないと負けてしまいます。そのために今頑張っています」

「自分たちがバランスを崩しながら作ってきたパッケージが最終戦鈴鹿でどこまで巧選手とホンダのパッケージに通用するのか楽しみな部分もあります。もちろんチャンピオンは欲しいですが、まずは勝ちにどん欲にこだわって、巧選手にプレッシャーを与え、いいレースができるよう精一杯頑張るだけです」

■野左根航汰/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース2:2位)

「昨日は自分がトップを引っ張り、今日は水野選手が引っ張るだろうなと予想していました。予想通り、レースでは水野選手が前に出ていきました。自分が抜いてもすぐに抜き返したので、やっぱりトップを引っ張りたいんだなというのがわかりました」

「自分も水野選手の後ろについて、しばらく3番手でタイヤを温存したつもりでしたが、水野選手は前半セクターが速く、そこにうまく合わせようと走っていたら、温存できていませんでした」

「中須賀選手と水野選手をかわした後は逃げたかったのですが、前に出たら思ったよりグリップが悪く、ペースを上げられませんでした。前に出た後、水野選手が抜き返してきて、そこでペースも下がってしまいました。自分が前に出て集団を引っ張れるペースを持っていなかったのが今日の敗因だと思います」

「(逆転チャンピオンについて)自分はまったくと言っていいほど考えていません。優勝するということが一番の目標ですし、ポイント差も離れているところがあるので現実的ではないと思ています。それよりも1レース1レース大切にして、最終戦の鈴鹿は勝ちにこだわっていきたいです」

■高橋巧/Team HRC(レース2:3位)

「昨日、宣言した水野選手のような若さを見せられませんでした。残り2レースしかないのでリスクを考えてしまいました。レースでは自分のなかでいろいろと試しはしましたが、トップに出るのは厳しかったです」

「水野選手も野左根選手も自分が前に出たら抜いてくるなと予想していました。最初、野左根選手を抜いたのですが、すぐに抜き返されて、そうだろうなと(笑)。昨日と同じく、タイヤ温存に専念する形になってしまいました」

「最後は追い上げられるようにしたかったのですが、速いところ遅いところがけっこう違っていたので、勝負ポイントで勝負できなかった感じです。詰め切れていなかったのもありますし、3台に前へいかれてしまったので、それが大きな敗因です」

「最低限の3位という目標はクリアできましたが、レース内容はまったく納得できるものではないし、レースをしたという感覚もないので、この悔しさを最終戦にぶつけてチャンピオン目指して頑張りたいです」

「(タイトルに向けて)こんなチャンスは滅多にありません。シーズン前半戦はいい流れで来て、後半戦は流れが悪かったですが、リードは11ポイントあるので、それを死守したいです。こんなチャンスがあって、チャンピオン獲れなかったらセンスがないし、今年タイトルを獲れなければもう獲れないと思っています」


関連のニュース