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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.10.16 06:00
更新日: 2019.10.16 01:43

MotoGPチャンピオンインタビュー:「“ほぼ”完璧な1年だった」とマルケス。残り4戦で3年連続の3冠に挑む

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MotoGP | MotoGPチャンピオンインタビュー:「“ほぼ”完璧な1年だった」とマルケス。残り4戦で3年連続の3冠に挑む

 レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは、MotoGP第15戦タイGPで優勝し、最高峰クラスで4年連続、キャリア通算8度目のタイトルを獲得した。タイでの戦いを終え、ヨーロッパに戻ったマルケスは、スペイン・マドリードにあるタイトルスポンサーのレプソル社を訪れ、タイトルを獲得した2019年シーズンを振り返った。

Q:新たにタイトルを獲得して(母国スペイン)戻ってきた感想は?

マルク・マルケス(以下、マルケス):“ほぼ”完璧な1年だった。もちろん、僕は常に向上することができる。2019年シーズンのメインターゲットに設定していたタイトル獲得を達成することができたから、夢のような1年だったと言えるね。僕たちはチャンピオンを獲得した手段を誇りに思う。確かに僕はここひとりでいるけど、日々、僕を支えてくれる僕のチームのみんなと周囲の人たちがいることを決して忘れない。

第15戦タイGP後にタイトルスポンサーのレプソル社を訪れたマルク・マルケス
第15戦タイGP後にタイトルスポンサーのレプソル社を訪れたマルク・マルケス

Q:タイトル獲得の祝勝会はどうだった?

マルケス:とても良かったよ。まだ声がかすれているけどね! タイトル獲得に相応しい祝勝会だった。これは世界選手権だし、この夢がいつ終わってしまうのか決して分からないから、チームのみんなと一緒にバンコク市内で全力で祝ったよ。祝勝会の詳細は内緒だけど、みんなと一緒に踊って騒いだ。今回はカラオケがなかったけど、必要なかったよ。

ガレージでチームメンバーとタイトルを祝うマルク・マルケス
ガレージでチームメンバーとタイトルを祝うマルク・マルケス

Q:肩の怪我で始まったシーズンを振り返るとどうだった?

マルケス:当然、アスリートのキャリアには今回のような悪い時もあれば、良い時もある。困難な状況に見舞われると選手として強くなれる。今年の冬はキャリアのなかで最も過酷なもののひとつだった。一番好きなことであるバイクを走らせることができなかったからね。手術が必要でトレーニングができなかったけど、僕を支えてくれたすべての人たちの助けを借りて厳しい状況を乗り越えた。開幕戦は体調が100%ではなかったけど、そのなかで全力を尽くした。すべての仕事には報酬があると信じる。そして、その成果が出始めると、僕にさらなる力を与えてくれるんだ。

Q:「“ほぼ”完璧な1年」だと発言したけど、どうして“ほぼ”と評価するのか?

マルケス:自信過剰になったとき、ミスを犯してしまう可能性がある。それは僕たちが予想していなかったレースで起こったんだ。オースティン(第3戦アメリカズGP)ではそれが起きてしまった。4秒差のアドバンテージを広げていたときに転倒してしまった。勝利は明らかだったけど、リラックスし過ぎてしまい転倒してしまった。だから常に集中しなければいけないと思い知らされたよ。ミスから学ばなければいけない。とても良い1年だったけど、だからと言って仕事をやめるという意味にはならない。

マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

Q:(第15戦タイGPの初日)最終コーナーでリスクを冒したことで母親を心配させたけど、彼女の反応はどうだった?

マルケス:レースウイークを転倒で始めてしまったから、金曜日に怒られたよ。僕は転倒で身体を強打するけど、周囲の人たちは精神的にもっと苦しむ。母親だけでなく、父親も苦しむ。家族は長年僕の近くにいてくれたし基盤なんだ。僕が4歳のころにバイクを求め、家族がそれに応えてくれなければ、僕はここまで到達することはできなかった。だけど、家族はもう長い間苦しでいるよ。

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