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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.10.18 09:30
更新日: 2019.10.18 09:32

王者マルケス、2019年のMotoGP日本GPはドヴィツィオーゾ、クアルタラロとの戦いを予想

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MotoGP | 王者マルケス、2019年のMotoGP日本GPはドヴィツィオーゾ、クアルタラロとの戦いを予想

 MotoGP第16戦日本GPの開幕前日、ツインリンクもてぎでプレスカンファレンスが開催された。出席したのは、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)、マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、ファビオ・クアルタラーロ(ペトロナス・ヤマハSRT)、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)の6名。各ライダーがそれぞれ記者のコメントに応えた。

 まず最初に質問を受けたのは、前戦タイGPでチャンピオンを決めたマルケス「この3連戦に向けて準備を進めることを忘れなかった。フィーリングはいい。リラックスしているが、タイと同じメンタリティを維持しているので、優勝争いに向けてトライしよう」

マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

「昨年のもてぎでは、ドビといい戦いをした。ラスト2ラップに転倒したドビにとっては不運だったが、彼は今年も速いだろう。もてぎは彼がとてもうまく走るコースだし、ファビオにとっても得意なコースだ。ファビオは自分のレベルとパフォーマンスを証明しており、とても速く走っているが、ビニャーレス、リンスら、すべてのライダーたちを忘れてはいけない。彼らはとても速く走るだろう」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)

 続いて口を開いたのはドヴィツィオーゾ。「僕たちが強くなり、マシンがとてもいいパフォーマンスを発揮することを期待している。もてぎはストップ・アンド・ゴーのコースだけど、幾つかのコーナーではコーナリングスピードが必要だ」

「ライバルたちと比較すれば苦しむかもしれないが、2ストローク250cc時代の(もてぎでの)走り方やブレーキングはとてもよかった。他のマシンでも、この走り方を維持することがこのコースに対するアプローチだ。ハードブレーキングは得意だし、マシンもそのスタイルに合っているから、もてぎではいいレースができると思う」

アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)
アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)

「いいシーズンのファイナルにしたい」と語るのはリンス。

「ランキング争いでは、ドビ、(ダニロ・)ペトルッチ、マーベリックとファイトしている。ミサノとアラゴンでは少し難しかったけど、タイではトップ5で概ねよかった。僕はもてぎに来るたびにレースを楽しんでいるよ」

マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

 ヤマハの母国GPに挑むビニャーレスは「フィーリングはとてもよい。タイでは大きくプッシュできることを感じた。過去のもてぎのリザルト上は難しいかもしれないが、このコースは僕のライディングスタイルに合う。表彰台を争えない理由は何もない。今年、ヤマハは幾つかのコース、例えばオーストリアのようなコースに対して適応しないと言われていたが、僕たちは表彰台を獲得した」とコメント。

ファビオ・クアルタラーロ(ペトロナス・ヤマハSRT)
ファビオ・クアルタラーロ(ペトロナス・ヤマハSRT)

 ビニャーレスと同じヤマハ勢のクアルタラロは最高峰クラスに上がって初の日本GPに挑む。「今週末に集中する必要がある」とクアルタラロ。

「もてぎは好きなコース、可能な限りのベストリザルトを追求し、安定して速く走れるようにトライしよう。土曜日は雨予報だから、明日素早くコースを学習しなければいけないだろう」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

 母国GPに挑む中上は、LCRホンダとの契約更新と同時に発表した肩の怪我について明かす。

「LCRホンダとの契約更新の発表はポジティブですが、怪我のことがネガティブです。アッセンでの転倒がこの肩の怪我を引き起こしました」と中上。

「最後まで誰にも言いたくなかったけど、レース毎にパフォーマンスが低下することを感じ、アラゴンの前にルーチョ・チェッキネロとHRCに相談する必要があると考えました」

「これはとても難しい決断でした。バレンシアまで走りたかったのですが、本当に不可能でした。ここ数戦は完走することも難しく、アラゴンでは何とか状況をコントロールしたけど、タイは厳しく、手術が必要だと決断しました。起きてしまったことは仕方がありません。2020年シーズンに向けてポジティブに集中したいです」


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