レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2019.10.19 13:41
更新日: 2019.10.19 17:51

鈴木竜生が最終アタックでフロントロウ獲得。ポールはQ1スタートの僚友アントネッリ/MotoGP日本GP Moto3予選

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | 鈴木竜生が最終アタックでフロントロウ獲得。ポールはQ1スタートの僚友アントネッリ/MotoGP日本GP Moto3予選

 10月19日、MotoGP第16戦日本GP Moto3クラスの予選が栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)がポールポジションを獲得した。日本人ライダーとしては、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が最上位を獲得している。

 午前中のFP3は雨のなかで行われたが、Moto3の予選は開始直前に雨が上がった。曇り空のもと、気温18度、路面温度21度のウエットコンディションでスタート。FP3までの総合結果により、15番手以下の結果となった16名のライダーが走行する。

 Q1から予選に挑む日本人ライダーはワイルドカード参戦ライダーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)と、真崎一輝(BOE Skull Rider Mugen Race)のふたり。山中と同じくワイルドカードとしてエントリーしていた全日本ロードレース選手権J-GP3クラスの2019年チャンピオン、長谷川聖(Team Anija Club Y’s)は、3回行われたフリー走行でトップから107%以内のタイムを記録できず、出走できなかった。

 Q1のセッション開始とともにほとんどのライダーがコースイン。山中は3周目、2分11秒776で上位に浮上。一方、真崎は2分13秒649でQ1突破圏内にポジションを上げることができない。

 山中は上位にはつけるものの、Q2進出に必要なトップ4圏内のタイムを記録できず、最終的に2分11秒256で6番手。真崎も苦戦を強いられ、2分11秒780をマークして10番手となり、明日の決勝レースを山中が19番グリッド、真崎が24番グリッドから迎えることになった。

 Q1のトップは2分09秒680を記録したアロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0)で、2番手にアントネッリ、3番手にセルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)、4番手にユルチェンコが入って、Q2進出を決めた。

 なお、FP1で行ったスロー走行に対しピットレーンスタートのペナルティが課されていたフィリップ・サラッチュ(Redox PruestelGP)は、Q1を走行していない。

 続いて行われたMoto3クラスの予選Q2。鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)、鳥羽海渡(Honda Team Asia)、小椋藍(Honda Team Asia)、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)の4人の日本人ライダーが出走。路面状況はQ1と変わらずウエットだ。

 セッション開始4分が過ぎたころ、FP3でトップタイムを記録した小椋が4コーナーで転倒。この転倒によりマシンのフロントカウルが壊れた様子が確認されている。小椋は再スタートできず、そのままピットに戻った。

 セッション残り時間が半分となるころ、ほぼ全車が自己ベストタイムを更新していく。残り時間5分、鈴木が2分10秒049を記録しトップに浮上する。しかしその鈴木のトップタイムは2分09秒293を記録したチームメイトのアントネッリに塗り替えられてしまう。

 セッション終盤、鈴木はラストアタックでタイムを更新して2分09秒626をマーク。鈴木は見事、このタイムで3番手にポジションを上げてフロントロウを獲得した。

 Moto3クラスのポールポジションは、2分09秒680をマークしたアントネッリ。SIC58 Squadra Corseはふたり揃って1列目スタートという結果になった。2番グリッドはQ1スタートのロペスが獲得した。

 鳥羽は2分10秒981で16番手、佐々木は2分11秒395で17番手、セッション序盤に転倒を喫した小椋はタイムを記録することができず18番手となった。しかし、アンドレア・ミーニョ(Mugen Race)が6グリッド降格のペナルティを科されているため、この3人は予選結果からグリッド順がひとつずつ繰り上がることになる。

 2019年MotoGP日本GPのMoto3クラス決勝レースは、10月20日12時からスタートを迎える。


関連のニュース