MotoGP第18戦マレーシアGPの決勝レースがセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGPクラスで表彰台を獲得したマーベリック・ビニャーレス、マルク・マルケス、アンドレア・ドヴィツィオーゾが会見に登場。レースを振り返り、また、マルケスは弟のアレックス・マルケス（EG 0,0 Marc VDS）がMoto2クラスでチャンピオンを獲得したことについても言及した。
■マーベリック・ビニャーレス／モンスターエナジー・ヤマハMotoGP（決勝 優勝）
「すばらしいよ。（前戦）フィリップアイランドでは、優勝を手中に収めていながらも最終ラップでミスをして転倒してしまった。ここ（セパン）では、ユーズドタイヤでもニュータイヤでも、タイムアタックでも週末を通じてペースが安定していた。それで、優勝するチャンスがあると思っていたんだ」
「だから、序盤からギャップを築こうと攻めて、攻めて……。とてもうれしいよ。チームにとっても2019年シーズン2度目の勝利だ。ここ4、5レースで、特に、1周目のレースがレースごとによくなってきていると感じていたんだ」
「（今回のレースは前戦の）フィリップアイランドのようだったよね。今回はマルク（・マルケス）が後ろから来たわけだけど。だから、すごく満足しているんだ。オープニングラップでいいスタートが切れて、レースでは優勝に向けて戦った。今日は優勝するチャンスがあったんだ」
「チームとヤマハにお祝いを言いたいよ。それに、僕をいつも支えてくれるすべての人に。勝てるバイクだと信じていた。そして今日、僕はそれを成し遂げたんだ」
■マルク・マルケス／レプソル・ホンダ・チーム（決勝 2位）
「すごくうれしいよ。僕のレースについても、（Moto2クラスでチャンピオンを獲得した）弟についてもね。1周目はすばらしかった。でも、（絶好のスタートを切ったのは）僕だけじゃないんだ。ドヴィ（アンドレア・ドヴィツィオーゾ）もそうだったんだよ」
「僕はロケットみたいに、グリッドの左側から1コーナーへと向かっていった。そして、ビニャーレスを探したんだ。だって、ビニャーレスはすごくいいペースだって知っていたからね。（前戦）フィリップアイランドみたいにビニャーレスの後ろにいようと思ったんだけど、ジャック（・ミラー）に引っかかって時間をロスしてしまった」
「ビニャーレスに追い付こうとしたけれど彼の方が速くて差を詰められなかったよ。だから今日は2位でいこう、と自分に言い聞かせたんだ。なにしろ、11番手から2位になったんだからね、すごく難しいことをやってのけたっていうことを忘れちゃいけない」
「（Moto2クラスで弟のアレックス・マルケスがチャンピオンを獲得したことについて）彼をとても誇りに思う。すごく大変だったと思うんだ。Moto2参戦当初は苦戦していたから。でも、チームは彼のことを信じていたよ」
「正直言って、SNSというのはときにいいものだけれど、ときに……厳しくもある。僕はね、彼に『SNSをチェックしないで、前に進み続けるんだ』って言ったんだ。Moto3クラスでチャンピオンを獲得したのと同じようにね。今日の彼のレースは、チャンピオンのレースだった。彼は、“マルク・マルケスの弟”じゃない。“アレックス・マルケス”だ」
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ／ドゥカティ・チーム（決勝 3位）
「表彰台争いをするのに、とてもいいスタートが切れたよ。いいポジションにつけることができたけれど、レース序盤、前にいるときのように少し攻めすぎたね。今回はマルクの速さについていけなかった。そうしたかったけれど、何度かミスもしてしまったんだ」
「この結果には満足しているよ。（前との）差もそれほど大きくはなかったし。昨日みたいな厳しい予選結果（10番手）から、表彰台を獲得できたわけだからね」
