ホンダは11月5日、イタリア・ミラノで開催されるミラノショー(EICMA2019)に出展するヨーロッパ向け二輪車ラインアップの2020年モデルを発表。そのなかでフルモデルチェンジしたスーパースポーツのフラッグシップモデル『CBR1000RR-R FIREBLADE(ファイヤーブレード)』を公開した。
2016年以来のフルモデルチェンジとなったCBR1000RR。名称は『CBR1000RR-R FIREBLADE』とRがひとつ増えている。
今回発表されたのはノーマル車とサーキット走行に特化したSPモデルの2車種。両モデルともMotoGPのワークスマシンRC213Vで培われた技術が盛り込まれており、サーキットでも高いポテンシャルを発揮するモデルになっているという。
新設計された水冷直列4気筒エンジンを搭載しており、最高出力160kW(約215馬力)/14,500rpm、最大トルク113Nm/12,500rpmを発揮。内部素材にはチタンコンロッドやアルミ鍛造ピストン等の部品を使用して軽量化と高回転化が実現されている。
メインフレームはアルミ製ダイヤモンドフレーム。フロント両サイドにはMotoGPでも使用されている空力カウルを備えている。フロントブレーキは、対向4ポッドラジアルマウントタイプ。またリアホイールが今回新設計されており軽量化が図られている。
上位モデルとなるSPタイプには、Brembo(ブレンボ)製のフロントキャリパーとÖhlins(オーリンズ)製の電子制御式フロントフォーク、リアサスペンションを装備。路面追従性と高いコントロール性を追求したという。
なお、発表された『CBR1000RR-R FIREBLADE』、『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』の2車種は国内でも発売される予定となっている。価格や発売時期については未定となっている。
海外で発表された主要諸元は以下の通り。