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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.11.08 21:15
更新日: 2019.11.08 21:21

MotoGP:マルケス弟、2021年に最高峰クラス昇格か。2度目のタイトル獲得までのレースキャリア

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MotoGP | MotoGP:マルケス弟、2021年に最高峰クラス昇格か。2度目のタイトル獲得までのレースキャリア

 アレックス・マルケス(EG 0,0 Marc VDS)が第17戦マレーシアGPでMoto2クラスのタイトルを獲得。2014年のMoto3クラスタイトルに続き、2度目の世界タイトル獲得となる。

 1996年4月23日、アレックスはスペインのカタルーニャ州、セルベラに生まれた。3歳違いの兄マルク・マルケスの後を追うように、8歳のときにはミニバイクレースを始め、14歳となった2010年にはスペイン選手権(CEV)の125ccクラスに参戦。1年目をランキング11位で終えた。ちなみに、この年のCEV125ccクラスチャンピオンはマーベリック・ビニャーレスが獲得している。

 CEV2年目の2011年にはチームメイトのアレックス・リンスとチャンピオンを争い、ランキング2位。3年目の2012年からはマシンが4ストローク250ccのMoto3マシンとなり、7戦中2勝、2位1回でチャンピオンを獲得した。

 また、この年には世界グランプリのMoto3クラスにワイルドカード参戦。ワイルドカード参戦した3戦全戦で入賞し、カタルーニャGPでは6位に入賞した。この活躍により、シーズン後半のインディアナポリスGPより、成績不振のライダーに代わって、アンブロジオ・ネクスト・レーシングからスーター・ホンダで参戦。この年は17戦中11戦に参戦してランキング20位を得た。

 そして、2013年からはエストレージャ・ガリシア 0,0よりKTMでMoto3クラスにレギュラー参戦開始。第9戦インディアナポリスGPでグランプリ初表彰台となる2位に入賞。第16戦日本GPでは初優勝を達成し、シーズン通算5回表彰台に立ち、ランキング4位を獲得。ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

 レギュラー参戦2年目の2014年はマシンをホンダNSF250RWに乗り換えた。この年はジャック・ミラーと最終戦まで接戦のチャンピオン争いを展開。アレックスは3勝、2位6回、3位1回と通算10回表彰台、予選ポールポジションを通算3回獲得。ジャックに2ポイントの僅差で競り勝ち、初の世界チャンピオンに輝いた。

 この年は兄のマルクもMotoGPクラスのチャンピオンを獲得しており、世界グランプリ史上初の、同一シーズンでの兄弟ライダーによるチャンピオン獲得となった。

2015年からMoto2クラスにステップアップしたアレックス・マルケス
2015年からMoto2クラスにステップアップしたアレックス・マルケス

 2015年よりMoto2クラスにステップアップ。2014年のMoto2チャンピオンチームであるマークVDSとエストレージャ・ガリシア・0,0のコラボレーションチームから参戦する。Moto2クラス1年目はチェコGPとイギリスGPの4位を最高位に、18戦中12レースで入賞し、ランキング14位を獲得した。


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