11月17日にスペインのリカルド・トルモ・サーキットで行われたMotoGP第19戦バレンシアGPの決勝レースを終え、ホンダ、ヤマハ、スズキ、ドゥカティのファクトリーライダーがレースを振り返った。
■チーム・スズキ・エクスター
●アレックス・リンス
「今シーズンは自分にとってとても良い1年だったと思っているよ。チャンピオンシップでも最後まで3位争いができたしね。最終戦でなんとかランキング3位を取り戻そうと全力で戦ってマーベリック(・ビニャーレス)の前ではフィニッシュすることができたけど、残念ながらランキングは戻すことができなかったね」
「4位のドビツィオーゾとはラストラップのチェッカーラインぎりぎりまでバトルしたんだけど、残念ながらオーバーテイクはできなかったよ。今日でシーズンは終わりになるけど、僕らはこれからまだまだ努力を続けて、新しいシーズンに備えなくちゃならないと思っているよ」
●ジョアン・ミル
「決勝中はフリー走行や予選の時と同じような良いフィーリングを得ることができなくて、ストレスの溜まるレースだったよ。週末ずっと調子が良かったから正直もっと上位フィニッシュを狙っていたけど、それでも今シーズン優勝しているライダー達がバトルするトップ5グループと近い位置で戦うことができたからシーズンの良い締めくくりにはなったと思う」
「MotoGPデビューイヤーだったこの1年は色々な意味で本当に素晴らしい年だったし、もう来年が待ち遠しくてならないよ。まずは来週のテストでしっかり走り込みをしなくちゃね」
■ミッション・ウィノウ・ドゥカティ
●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「全体として見ると、レーススピードには満足している。非常にコンスタントなペースで走行して、最終的に(マルク・)マルケスとの差もそれ程大きくは開かなかった。3番手を走っていた(ジャック・)ミラーを捉えようとしたが、彼は非常にうまくライディングしていて、いくつかの場所では僕よりも速かったのでオーバーテイクすることができなかった」
「彼は、表彰台にふさわしい走りをしたと思う。前戦のセパンでも、ここバレンシアでも、僕たちのペースは速かったので、納得してシーズンを終了することができる。ポイントランキングでも2位を確定することができた。残念ながらマルケスとの差は大きく開いてしまったが、バルセロナとシルバーストンでは他のマシンのクラッシュに巻き込まれてポイントを獲得できなかったにもかかわらず、ランキング3位のライダーに大きな差をつけることができた」
●ダニロ・ペトルッチ
「チームにとって重要なレースだったので、今回の結果は非常に残念だ。スタートのときにローンチコントロールが作動しなかったため、いくつかポジションを落としてしまった。その後の数周でポジションを挽回して、非常に良いペースで走っていたが、ロッシをパスした後にクラッシュしてしまった」
「理由はよく分からない。このような形でシーズンを終了することになって悔しい。それでも、これまでのMotoGPキャリアの中では最高の結果を残すことができた。様々な部分でまだ改善が必要なことは分かっているが、新しいシーズンが始まるのを今から楽しみにしている」