12月12日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は9月23日付で発表した『FIM Enel MotoE World Cup』(MotoE)の2020年暫定カレンダーを変更し正式な開催スケジュールを発表した。5月17日開催予定であったフランス・ルマンに代わり、11月14~15日にスペイン・バレンシアで2レースが開催される。
電動バイクの新シリーズ『MotoE』は、イタリアの電動バイクメーカー、Energica Motor Company(エネルジカ・モーターカンパニー)のスーパーバイク『Energica Ego Corsa(エネルジカ・エゴ・コルセ)』のワンメイクで、2019年から開催が始まった。
開催初年度は12チーム、18名のライダーで、MotoGPクラスの参戦チームからは各2名のライダー、Moto2クラスとMoto3クラスの参戦チームからは各1名のライダーがエントリー。ドイツ、オーストリア、サンマリノ、スペイン(バレンシア)の4サーキットで6レースが行われた。
9月23日にFIMは暫定ではあるが、2020年シーズンもMotoGPと併催でスペイン(ヘレス)、フランス、オランダ、オーストリア、サンマリノの5ラウンドで開催し、そのうちサンマリノでは2レース行われる予定で全6レース行うことをアナウンスしたが、今回開催地が変更することを発表した。
新しく発表された開催日程は、5月17日に行われる予定であったフランスがキャンセルされており、11月14~15日にスペイン(バレンシア)が追加された。さらにバレンシアでは2レース開催することにより全7レースに増加した。
2020年シーズンのMotoEシリーズカレンダーは以下の通り。
■2020年MotoEカレンダー(12月12日発表)
Round | Day | Country | Course |
---|---|---|---|
1 | 5月3日 | スペイン | ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト |
2 | 6月28日 | オランダ | TT・サーキット・アッセン |
3 | 8月16日 | オーストリア | レッドブルリンク‐シュピールベルク |
4&5 | 9月12~13日 | サンマリノ | ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリ |
6&7 | 11月14~15日 | スペイン | リカルド・トルモ・サーキット |