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投稿日: 2020.01.18 06:00
更新日: 2020.01.17 20:43

初めて監督を務める伊藤真一の思い。「スーパーGTに遜色のないチームにして行きたい」/全日本ロード


MotoGP | 初めて監督を務める伊藤真一の思い。「スーパーGTに遜色のないチームにして行きたい」/全日本ロード

 2020年になり、全日本ロードレース選手権のみならず、国内のロードレースシーンで最大の話題となったのが伊藤真一が率いることになったKeihin Honda Dream SI Racingケーヒン・ホンダ・ドリーム・シンイチ・イトウ・レーシング)の体制発表だろう。

 清成龍一と渡辺一馬を全日本JSB1000クラスに、作本輝介をST1000クラスに参戦させ、フルモデルチェンジされたホンダCBR1000RR-Rでシリーズチャンピオンを目指すと言うものだ。

 伊藤とケーヒンと言うと、2006年にKEIHIN Kohara R.T.を小原斉チーフエンジニアと設立し、全日本JSB1000クラスで圧倒的な強さで2連覇を達成した印象が強い。伊藤が、フル参戦を続けた2010年までケーヒンはサポートし、2011年からは、それぞれ別の道を歩んできた。

KEIHIN Kohara R.T.時代の伊藤真一の走り
KEIHIN Kohara R.T.時代の伊藤真一の走り

 伊藤は、鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦しながら、テストライダーやアドバイザーの仕事をこなし、Kohara Racingはテルルと組み一時はJSB1000クラスに参戦していたが、ここ数年はJ-GP2クラスやJ-GP3クラス、ST600クラスといったカテゴリーに戦いの場を移していた。そしてケーヒンは、リアルレーシングをサポートし、4輪のスーパーGTにKEHIN REAL RACINGとしてホンダNSX-GTでエントリーしていた。

 伊藤も小原も、またケーヒンと一緒にレース活動ができればと思い続けていた。伊藤は、2018年、2019年と桜井ホンダから鈴鹿8耐に参戦したが、そこでパーソナルスポンサーとしてケーヒンの支援を受けていた。

「実はケーヒンさんとは、2年くらい前から『またレースをやりたいですね』と話をしていました」と伊藤監督。

「2019年、鈴鹿8耐の報告に伺ったときに相田社長を始め、役員さんがいらっしゃる場で『もう一度、一緒に組んでレースをしませんか』とお話したのが、今回のチームが立ち上がる、きっかけでしたね。これは自分の勝手な思いなのですが“KEIHIN”と言えばバイクというイメージがありました。4輪のスーパーGTを応援されているので、ぜひ2輪は、自分たちにやらせていただきたいとお願いしました」

 そして2020年シーズン、10年ぶりにケーヒンと伊藤が組み、全日本ロードレースの最高峰JSB1000クラスを戦うことが決定する。10年前と大きく違うことは、伊藤はライダーではなく、監督としてチームを率いることだ。

「チーム設立の話が具体的になってきたのが去年の10月辺りで、年末に決定した感じでした。ライダーに関しては、トップ争いができる実力を持っている選手を起用したかったので、このふたり(清成と渡辺一馬)しかいないだろうと、他のライダーを検討することもなく決めました。作本選手は、2019年一緒に鈴鹿8耐を走りましたし、アドバイザーとして走りを見てきたので将来有望なライダーのひとりだと思っています」

左から作本輝介、渡辺一馬、伊藤真一監督、清成龍一、小原斉チーフエンジニア
左から作本輝介、渡辺一馬、伊藤真一監督、清成龍一、小原斉チーフエンジニア

 3人とも伊藤と組み鈴鹿8耐を戦った経験があるだけに、そのポテンシャルを把握しているのだろう。そこに勝機は見えて来ているのだろうか。

「相手がヤマハファクトリーになるので厳しい戦いになることは、分かっていますし、勝つためには、なおさらライダーパフォーマンスが重要になって来るのを認識しています。現時点で日本人ライダーのなかで一番技量を持っているのが清成選手だと思うので、今回のプロジェクトにぜひ参加して欲しいと思っていました」

「渡辺選手も、ここ数年で力を付けてきていますし、まだまだノビしろもあるので、このふたりだったら、いいレースができると思っています」

「ST1000に関してはベース車両がすごくいいと思うので今までにないくらいのパフォーマンスが期待できます。ワンメイクタイヤで改造範囲も狭いのでレースも激しいものになると思いますが、作本選手にとっては、ライダーとして成長できる環境になるでしょう」

■「スーパーGTに遜色のないチームにして行きたい」と伊藤監督


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