MotoGPクラスのカタール公式テスト3日目が、2月24日、ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がトップタイムをマークした。ビニャーレスは3日間総合としてもトップでテストを終えている。
カタール公式テストの最終日も、ヤマハとスズキの好調は変わらなかった。最後にトップタイムをマークしたのはビニャーレス。この日は84周もの周回数を走り込んだ。ユーズドタイヤでの走行も行い、ベストタイムの1分53秒858はアタックして記録したもの。ロングランのタイムといい、1ラップのアタックのタイムといい、仕上がりはよさそうだ。
そして3番手に浮上してきたのが、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)である。初日は5番手、2日目は4番手タイムをマークし、最後にはさらにポジションを上げた。モルビデリは最後にはレースディスタンスに近い20周を走行している。同じくチームメイトのファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)も20周ほどのロングランを実施。アタックはしなかったそうで4番手タイムとなったが、ペトロナス・ヤマハSRTのふたりはいい形でテストを締めくくったと言えそうだ。
ヤマハ勢としては唯一、バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がトップ10圏外の12番手となった。最終日には2コーナーで軽いクラッシュ。ロッシは「タイヤに昨年と同じような問題を感じている」と語っている。
3番手タイムでテスト最終日を終えたチーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンスは、ロングランとともに最後にアタックを行いベストタイムを記録。ジョアン・ミルも6番手。全体的によい形でテストを締めくくった。