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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.03.05 14:15
更新日: 2020.03.05 14:46

ホンダ、大型スーパースポーツ『CBR1000RR-R FIREBLADE/SP』を3月20日に発売。国内モデルの価格が明らかに

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MotoGP | ホンダ、大型スーパースポーツ『CBR1000RR-R FIREBLADE/SP』を3月20日に発売。国内モデルの価格が明らかに

 ホンダは3月5日、フルモデルチェンジを果たした大型スーパースポーツモデル『CBR1000RR-R FIREBLADE』とハイグレードモデルの『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』を3月20日に発売すると発表した。

 今回発表されたCBR1000RR-R FIREBLADEは、2017年3月に発売された先代モデルのCBR1000RR(SC77)以来のフルモデルチェンジを果たしたCBRシリーズの最上位モデルである。新型は名称にRがひとつ増えているのが特徴となる。

 ニューモデルのCBR1000RR-R FIREBLADEは、1992年に発売された初期モデル『CBR900RR』から追求してきたテーマである“Total Control~操る楽しみの最大化”を継承。さらに進化させた性能をサーキット走行やレースでの使用において存分に発揮させることを目的に“Total Control for the Track ~サーキットで本領発揮するマシン”が開発コンセプトになっている。

ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE(グランプリレッド)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE(グランプリレッド)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE(マットパールモリオンブラック)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE(マットパールモリオンブラック)

 マシンは高出力かつよりコントロール性に優れた出力特性のパワーユニットと、操縦性を追求した車体パッケージングが組み合わされ、スポーツライディングをサポートする先進の電子制御技術などが採用された。

 発売するのはノーマル車とサーキット走行に特化したSPモデルの2車種。両モデルともMotoGPのワークスマシンRC213Vで培われた技術を応用した、新設計の水冷直列4気筒999ccエンジンが搭載。RC213Vと同一のシリンダー内径と行程であり、大径バルブの採用やフリクション低減をねらったショートストローク化が実現された。それにより最高出力は218馬力/14,500rpm、最大トルク113Nm/12,500rpmを発揮する。

 車両重量は先代モデルから5kg増え201kgとなるが、高強度アルミ鍛造ピストンやチタンコンロッドなどのパーツ類は軽量化された。ほかに、フィンガーフォロワーロッカーアームやカムシャフトなどのDLCコーティングによる表面処理や、カムチェーン長の短縮が可能なセミカムギアトレインシステムが採用されたことで、高回転化がなされている。吸排気効率の向上も図られ、マスの集中化に寄与するチタン製マフラーはアクラポヴィッチ社と共同開発している。

ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE ウイングレット構成
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE ウイングレット構成
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE ウイングレットエアフロー
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE ウイングレットエアフロー

 メインフレームのアルミ製ダイヤモンドフレームは新設計。剛性バランスの最適化、軽量化が実現し、リヤタイヤの接地性と優れた旋回性能を追求している。空力面では、ウイングレットをカウル側面に設けたことで、加速時のウイリー抑制や減速時の車体姿勢の安定化などの効果が高くなった。

 上位モデルとなるSPタイプには、足まわりはオーリンズ社製の電子制御サスペンションや、ブレンボ社製のフロントブレーキキャリパーが装備。また、軽量化のためにリチウムイオンバッテリーの採用や、クイックシフターが標準装備されるなど、スポーツライディングを視野に入れた特別仕様となっている。

ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(グランプリレッド)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(グランプリレッド)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE(グランプリレッド)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE(グランプリレッド)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE(マットパールモリオンブラック)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE(マットパールモリオンブラック)

 カラーリングはトリコロールの『グランプリレッド』が採用され、CBR1000RR-R FIREBLADEは『マットパールモリオンブラック』と2色のバリエーションとなる。

 国内モデルの販売計画台数は年間800台。メーカー希望小売価格は『CBR1000RR-R FIREBLADE』は242万円(消費税10%込み)で、『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』は278万3000円(消費税10%込み)となる。

ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE ファイナルスケッチ 斜め前
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE ファイナルスケッチ 斜め前
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP ファイナルスケッチ カラーリング
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP ファイナルスケッチ カラーリング


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