4月24日、ヤマハ・モーター・ヨーロッパは7月16～19日に開催される『2019-2020 FIM世界耐久選手権（EWC）第3戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』に参戦するYART Yamaha Official EWC Team（YARTヤマハ）のマシンカラーリングを発表した。
EWCにレギュラー参戦しているYARTヤマハは、2001年に活動を開始し、翌2002年からEWCへ本格参戦を果たしたチームだ。それから毎年ランキング上位に食い込み、2009年は年間タイトルを獲得している。
2020年の鈴鹿8耐ではワークスのYAMAHA FACTORY RACING TEAMが活動休止するため、YARTヤマハがヤマハトップチームとして出場する。また、全日本ロードレース選手権に参戦予定の野左根航汰も加わり、マービン・フリッツ、ニッコロ・カネパとトリオを組み戦うことが明らかになっている。
昨年の鈴鹿8耐は総合6位だったが、今年は表彰台を目指すという。公開されたニューカラーリングのヤマハYZF-R1は、ブルーとブラックの配色が施されゼッケンに7をつける。
YARTヤマハのマンディ・カインツ監督は「鈴鹿8耐は我々にとって重要なレースとなる。長い間ヤマハチームとしてはホームレースのようなものだ。通常はシーズン最終戦だが、今年はそうではない」と以下のように語った。
「ヤマハ発動機とともに日本のファンの前でレースをすることは、いつもとても特別な気持ちになる。ここ数年間YAMAHA FACTORY RACING TEAMをバックアップしてきたが、今年は欠場するのでより多くの責任を肩代わりすることになる」
「ヤマハが示してくれた信頼をさらに高め、応えることができると確信している。野左根航汰は全日本ロードで最もエキサイティングな若い才能あるライダーのひとりであるため、ニッコロとマービンと一緒にレースに迎え入れられることを嬉しく思う」
「我々は野左根をよく知っていて、彼もバイクとチームを良く知っているし、鈴鹿では彼がとても強いこともわかっている」
「過去にはファクトリーチームと戦うことができたチームのひとつだったし、今年は強力なライダーがヤマハYZF-R1に乗りすでに実績があるので、表彰台に挑戦することは可能だと思う。それが我々のゴールだ」
