アライヘルメットは、FIM（国際モーターサイクリズム連盟）傘下のカテゴリーに出場するための本格レース専用仕様のヘルメットである『RX-7X FIM Racing #1』を限定で発売すると発表した。
『RX-7X FIM Racing #1』はアライヘルメットのフラッグシップモデルであり、レースやツーリングなど幅広く活用できるフルフェイスタイプの二輪用ヘルメット『RX-7X』のレース仕様モデルだ。
これまでロードレース世界選手権MotoGPやスーパーバイク世界選手権（SBK）、FIM世界耐久選手権（EWC）などのFIMカテゴリーに出場するためのヘルメットは、複数の国際規格（ECE、Snell、JIS）で管理されていた。
しかし、FIMが安全性に関連する製品に特別な認証を与えるためにFIM・レーシング・ホモロゲーション・プログラムを開始。さまざまな製品に単一の品質基準を設定し管理を始めた。
そしてヘルメットは『FRHPhe-01（FIM・レーシング・ホモロゲーション・プログラム・フォー・ヘルメット）』の承認を受けた公認ヘルメットのみ使用可能となった。
これを受け、アライヘルメットは『RX-7X』にレース専用仕様の『RX-7X FIM Racing #1』を追加し認定販売店で限定発売することをアナウンスした。
発売されることになった『RX-7X FIM Racing #1』は剛性と軽量が強化され、エアロデバイスのレーシング・スポイラーを装備。帽体強度はSnell規格と同等の剛性を満たし、高い安全性を誇る。
標準装備のRX-7Xレーシング・スポイラーは、スタビリティと首の自由度をもたらしてライディングに集中させることを目的に、超高速域を走るライダーのために開発された。また、転倒時には『かわす性能』を発揮するよう、剥がれ・破損するように設定されている。走行時と転倒時でもライダーの負担を最小限に抑えられるという。
『RX-7X FIM Racing #1』の価格は6万4900円（消費税10%込）。規格はFRHPhe-01／JISを取得しており、カラーリングは白と黒の2色。サイズはXS、S、M、Lが用意されている。購入に関しては認定販売店の確認が必要だ。
