5月20日、栃木県茂木町のツインリンクもてぎは、2020年6月6～7日に開催を予定していた『2020 FIM トライアル世界選手権シリーズ 第2戦ストライダー日本グランプリ』について、新型コロナウイルスの影響により2020年度の開催を中止すると発表した。
FIMトライアル世界選手権は、自然の地形を活かした岩場や急斜面をバイクに乗ったまま駆け上がるモータースポーツで、日本ではツインリンクもてぎでのみ開催されている。
当初、トライアル世界選手権第2戦日本GPは6月6～7日の開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い開催が延期されることが発表されていた。
しかし、ツインリンクもてぎでは今回、国内外における新型コロナウイルスに関する対策状況などを踏まえ、慎重に今年度の開催に向けて検討を重ねたが、各国の渡航制限の状況やFIMの欧州を中心としたシリーズ開催の方針によって、2020年の開催中止を決定したという。
ツインリンクもてぎを運営するモビリティランドの田中薫代表取締役社長は、「トライアル世界選手権ストライダー日本グランプリについて、開催を目指して準備を進めておりましたが、日本国内だけでなく欧州諸国での大規模イベントの開催禁止決定や渡航規制の延長が見込まれる状況を受け、統括団体であるFIMならびにMFJとの協議の結果、中止の判断をいたしました」と開催中止の理由を述べた。
「ご来場を楽しみにされていたファンの皆様、関係者の皆様におかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします」
また、この開催中止に伴い各種チケットの払い戻しも決定している。受付期間は5月31日までとなり、対象となるチケットや払い戻し方法についてはツインリンクもてぎの公式ホームページ（https://www.twinring.jp/ticket_m/wctrial/refund/）まで。
