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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.06.18 20:42
更新日: 2020.06.18 20:49

SBK5連覇中のジョナサン・レイ、カワサキと複数年の契約延長「勝ち続けるという熱烈な思いが再び大きくなった」

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MotoGP | SBK5連覇中のジョナサン・レイ、カワサキと複数年の契約延長「勝ち続けるという熱烈な思いが再び大きくなった」

 スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKは6月18日、5度のSBKタイトルホルダーであるジョナサン・レイと2021年から複数年の契約を結んだことを発表した。

 イギリス出身のレイは、ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)を経て2008年からSBKに参戦しているライダーだ。2015年からはカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKに加入して、カワサキZX-10RRを駆っている。そんなレイはカワサキに移籍して初年度の2015年から2019年までチャンピオンに輝き、現在5連覇まで記録をのばしている。

2015~2019年までSBK5連覇を達成しているジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)
2015~2019年までSBK5連覇を達成しているジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)

 今年で33歳を迎えたレイは2月29日~3月1日に行われた第1戦オーストラリアのレース1でリタイアに終わったが、スーパーポール・レースで優勝し、レース2で2位表彰台を奪取した。これまでカワサキで74勝を挙げており、通算では89勝をマーク。カール・フォガティが持つ59勝を大きく上回って、SBK最多優勝記録を保持している。

 2012年と2019年には鈴鹿8時間耐久ロードレースでも優勝を経験しており、2020年は決勝日が変更され、11月1日に行われる鈴鹿8耐にも参戦する予定となっている。

 レイとカワサキとの2年契約は2020年までとなっていたが、今回、2021年以降もカワサキから継続してSBKに参戦することに決まった。また、チームメイトのアレックス・ロウズも5月27日にカワサキと契約を交わしており、2021年もカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKで継続参戦することが決定している。

スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)
スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)

 継続参戦が決まったレイは「カワサキとKRTと新たな契約を結ぶことができてとても嬉しい。僕たちがともに成し遂げてきたものは、信じられないほどに素晴らしいものだ」と以下のように喜びを表す。

「僕たちの成功は、素晴らしいチーム、そしてもちろんこのプロジェクトのベースとなるニンジャZX-10RRによって支えられている。すべてのレースにおいて最善のコンディションでいるために、クルーとKHIのエンジニアとともに懸命に仕事をしていくつもりだ」

「レースから遠ざかっていたこの期間に、勝ち続けること、自分のスキルと僕たちのバイクを向上させ続けることという熱烈な思いが再び大きくなった。レースは決して止まらないし、すべてのライダーとマニュファクチャラーは改善を続けている。僕たちも同じことをしなければならない」

「これで僕たちは2020年のSBKに集中することができる。間もなくレースが再開する。僕のことを支援し続けてくれているカワサキ、チーム、僕のすべてのスポンサーに感謝したい」

SBKに参戦しているジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)
SBKに参戦しているジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)

 チームマネージャーを務めているギム・ロダは「ジョナサンがもう一度我々と一緒にいてくれることになって、チームの全員が喜んでいる。レースでは、すべてが終わるまで何も想定できないので、レイがカワサキと我々とともにいるという将来を決めてくれたことをとても嬉しく思っている」とコメント。

「関係者全員が、これは長期のプロジェクトであること、継続と成功は密接に関わっていることを理解している。ライダーとして、ジョナサンは信じられないほどに素晴らしい才能を持っているが、それは最高のものだ。彼がKRTの一員であることで、我々はSBKとレースの歴史を築いていくチャンスを得る。彼のピットクルーとKRTの全員が、プロとしても個人としても、この非常にやりがいのある旅をともに続けていくことを嬉しく思っている」


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