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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.07.16 08:07
更新日: 2020.08.06 12:24

鈴鹿で4メーカー合同テストが実施。トップタイムは“Team HRC”の水野涼!/鈴鹿8耐・全日本ロード

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MotoGP | 鈴鹿で4メーカー合同テストが実施。トップタイムは“Team HRC”の水野涼!/鈴鹿8耐・全日本ロード

 7月15日、三重県・鈴鹿サーキットで2輪 4メーカー合同テストが行われた。国内のトップチームのほとんどが参加し、全日本ロードレース開幕戦、そして鈴鹿8時間耐久ロードレースを見据えてマシンセットに勤しんだ。

 この日、午前は1時間のセッションが2回、午後に2時間のセッションが1回行われた。1回目の走行では、ときおり雨がパラつくなか、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がただひとり2分06秒に入れ2分06秒843でトップ、2回目では、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が2分06秒711でトップとYAMAHA FACTORY RACING TEAMがセッションをリード。2番手に渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING)が2分06秒740、3番手に清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)が2分06秒763と続いていた。

中須賀克行、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト
中須賀克行、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト
清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト
清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト

 気温は26度、路面温度は38度というコンディションのなか、3回目のセッションがスタート。セッション開始早々に2分06秒514をマークしたのは、水野涼(Team HRC)だった。水野は、ホンダワークスのテストライダーを担当。鈴鹿8耐仕様のホンダCBR1000RR-Rをライディングしてトップタイムをマークした。

中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト
中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト

 2分06秒517と僅差の2番手となった中須賀は「3月下旬のテスト以来、久しぶりにYZF-R1に乗りました。モデルチェンジしているのに、あまり乗ることができていないのですが、今日は去年型との比較テストを行いました」とコメントした。

「緊急事態宣言中は、ステイホームをしながら、フィジカルなトレーニングをしていました。7月に入ってから、ようやくテストコースでMotoGPマシンのテストが始まりました。これほど長い時間、オートバイに乗らなかったことはなかったので、ライディングするときに使う筋肉が落ちていて大変でした。ようやくレースが再開する目処が立ちましたし、久しぶりに自分のマシンに乗って楽しかったですね。新しいパーツも試してすごくポジティブだったので、しっかり見定めてSUGOの事前テストをこなして、開幕戦に臨みたいですね」

野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト
野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト
野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト
野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト

 一方、野左根は「2台の仕様違いを試して、いいところとよくないところを確認したので、いい方向にセットを進められそうです。鈴鹿で全日本ロードがないのは、すごく残念ですが、開幕戦SUGOを見据えて、もっとアベレージを上げていきたいと思っています」と2分06秒668で3番手につけた。

渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト
渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING)/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト

 4番手に2分06秒740の渡辺一樹、5番手に2分06秒744の清成、6番手に2分07秒701の渡辺一馬(Keihin Honda Dream SI Racing)、7番手に2分08秒076の名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO.)、8番手に2分08秒488の前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)、9番手に2分08秒701の津田一磨(Team BabyFace Powered by YOSHIMURA)、10番手に2分09秒150の濱原颯道(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)と続いた。

FCC TSR HondaFranceからテストに参加した秋吉耕佑/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト
FCC TSR HondaFranceからテストに参加した秋吉耕佑/鈴鹿2輪4メーカー合同テスト

 今回のテストに古巣であるTSRのマシンを6年振りにライディングすることになったのは秋吉耕佑。FCC TSR Honda FranceのCBR1000RR-Rをシェイクダウンし、2分09秒540で11番手につけた。今シーズン、秋吉は自らのチームを立ち上げau・kosuke racingとして全日本ロードJSB1000クラスを戦う。

 2輪4メーカー合同テスト初日の総合タイム結果は以下の通り。


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