2輪 4メーカー合同テスト2日目が7月16日(木)に三重県・鈴鹿サーキットで行われた。この2日間は、ほぼ雨も降らず、特に2日目は朝から青空が広がり気温28度、路面温度48度という絶好のコンディションとなっていた。
2日目は、午前、午後にそれぞれ90分のセッションが1本ずつというスケジュール。1本目は、1日目にトップタイムをマークした水野涼(Team HRC)が、さらにタイムを縮め2分06秒058でトップ。水野はこのタイムがベストとなり、総合では3番手となった。
1本目の走行は、水野に中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING)が2分06秒台で続いていた。
午後のセッションに入ると、序盤に野左根がアタックし、2分05秒866をマークしトップに浮上。これを見た中須賀は、2分05秒411までタイムを縮め貫禄のトップタイムとなった。
「いいテストになりましたね。新しいパーツは、プッシュした状態でもしっかり機能してくれたので、この仕様でSUGOの事前テストに臨みたいですね。暑くて厳しいラウンドになると思いますが、事前テストでしっかりマシンを仕上げて、コースレコード、そしてダブルウインを狙って行きます」と中須賀。
2番手の野左根は「ベストタイムは、3月に比べると、けっこう絞り出してのアタックでした。ただ、今回の課題はアベレージを上げることだったので、6秒台で周回できたのは、よかったと思います。この調子をSUGOでも維持して中須賀さんといい勝負ができるようにしたいですね」と虎視眈々。
2分06秒台をコンスタントに記録していた渡辺一樹は、最終セッションでマークした2分06秒271がベストタイムとなり4番手。今回は、エンジン系のテストを行い、いいところが見つかったと成果を強調していた。
清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)は、初日にホンダCBR1000RR-Rで始めて2分06秒台に入れ、2日目は、2分06秒665まで縮め5番手となった。
「セッティングを大きく振って試してきましたが、ようやくニューマシン、ブリヂストンタイヤを理解することができてきました。まだまだ課題は残っていますが、SUGOでもチームと一緒にいいマシンに仕上げて最高の結果をつかめるように精一杯走るだけですね」と新チームでようやく迎える開幕戦に向けて気合いを入れていた。
JBS1000クラスで3年目を迎える前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)が2分06秒868で6番手。6月のテストでは、2分06秒台に入れていた渡辺一馬(Keihin Honda Dream SI Racing)は、今回は2分07秒121がベストとなり7番手。
ヨシムラのマシンを駆る津田一磨(Team BabyFace Powered by YOSHIMURA)が2分07秒578で8番手、JSB仕様のHonda CBR1000RR-Rをテストした名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO.)が2分07秒724で9番手、2分08秒フラットの濱原颯道(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)が10番手につけた。
FCC TSR Honda Franceは、初日に続き1本目は秋吉耕佑がテストライドし、2分10秒487をマーク。2本目は、高橋裕紀が乗り、パーツの比較テストを行った。タイムは、2分10秒774だった。
2輪4メーカー合同テスト2日目の総合タイム結果は以下の通り。