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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.07.31 15:05
更新日: 2020.08.06 19:44

BMWの関口太郎がトップ! ST1000では岩﨑哲朗と星野知也が1分29秒台に突入/全日本ロードSUGO公開テスト3日目

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MotoGP | BMWの関口太郎がトップ! ST1000では岩﨑哲朗と星野知也が1分29秒台に突入/全日本ロードSUGO公開テスト3日目

 全日本ロードレース選手権第1戦 スーパーバイクレース IN SUGO 公開テスト3日目が7月30日(木)に行われた。天候は曇り空で少しだけ雨が降ったときもあったが、全セッションドライコンディションで走ることができていた。初日、2日目と4メーカー枠を走ったライダーとST600勢は、3日目には参加できないため、台数は少なかったが貴重なドライでのセッションでマシンセットを進めて行った。

 JSB1000クラスでは、今シーズンから再び自身のチームからBMW S1000RRで参戦する関口太郎(SANMEI Team TARO PLUSONE)が最終セッションに1分29秒094をマークしトップタイムとなった。

「今回のSUGOテストで本格的なレーシングスピードでBMWを走らせました。初日は、慎重にペースを上げて行きながら、足回りのセットを振っていきました。今日も同じようにセットをしながら、とにかく周回数をこなしました。最後のセッションでニュータイヤを履いてレース周回数を走ることができましたし、ベストタイムも出たので、いいテストになったと思います。このS1000RRは、ほぼST仕様ですが、セットを変えたことに対して、感触はしっかりしていて分かりやすいですね。まだまだ詰める部分はありますし、レースウイークに続きをしたいと思っています」と関口。

2020年全日本ロードSUGO公開テスト3日目:関口太郎のピット
2020年全日本ロードSUGO公開テスト3日目:関口太郎のピット

 自らのチームでJSB1000クラスを戦うのは、初めてとなるため、資金繰りも楽ではない。そんな中、支援してくれるスポンサーロゴを少しでも多く露出しようと今回のテストにもパーテーションをしっかりピットに設営していた。ファクトリーチームでさえ、やらないことを関口はやっていたのだ。

 2番手に新型CBR1000RR-Rを駆る亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)が1分29秒561で続き、3番手には、こちらも自らのチームを立ち上げた秋吉耕佑(au・kosuke racing)が1分29秒706で続いたが、秋吉のバイクモニターには、1分29秒68と表示されていたと言う。ハイポイントコーナーで転倒があり、左肩を痛めたが、レースウイークまでには治すと語っていた。初めてJSB1000クラスにフル参戦する岩田悟(Team ATJ)も1分29秒台に入れる1分29秒759で4番手に着けた。

2020年全日本ロードSUGO公開テスト3日目:岩﨑哲朗(OGURA CLUTCH with RIDE IN)
2020年全日本ロードSUGO公開テスト3日目:岩﨑哲朗(OGURA CLUTCH with RIDE IN)
2020年全日本ロードSUGO公開テスト3日目:星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)
2020年全日本ロードSUGO公開テスト3日目:星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)

 今シーズンより始まるST1000クラスは、午前中の走行で星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)が真っ先に1分29秒台に突入。1分29秒965でトップに立つ。これを最終セッションで岩﨑哲朗(OGURA CLUTCH with RIDE IN)が上回る1分29秒951をマークし逆転トップとなった。

「1分29秒台に入ってよかったですね。レースウイークは、周りもさらにタイムを上げてくるのは確実なので、電子制御と足回りのセットをさらに詰めて行きたいですね。ダンロップタイヤのフィーリングもかなりつかめてきましたね」と岩﨑。

 以下、長谷川聖が1分30秒757、國川浩道が1分31秒072、新庄雅浩が1分31秒566、柴田義将が1分31秒785、谷本音虹廊が1分31秒953と続き、ST1000クラスのライダーがいずれもタイムアップを果たしている。ST1000初代ウイナーは、誰になるのか楽しみなところだ。

2020年全日本ロードSUGO公開テスト3日目:村瀬健琉(Team TKR)
2020年全日本ロードSUGO公開テスト3日目:村瀬健琉(Team TKR)

 J-GP3クラスは、村瀬健琉(Team TKR)が1分35秒224をマークしトップに着けた。

「マシンセットは、チームの皆さんのおかげで、かなりいい感じに詰めることができました。レースウイークに細かい修正して行き、レースに臨みます。今回は、初日に走行開始早々に転倒してしまいチームの皆さんにご迷惑おかけしました。その分も、いいレースをして、いい結果を残して行きたいと思っています」と村瀬。

 今シーズンは、このコロナ禍で参戦が危ぶまれていたが、参戦体制を変更してエントリーできることになった。それだけに、結果で恩返ししたいところだ。

2020年全日本ロードSUGO公開テスト3日目:村瀬健琉(Team TKR)
2020年全日本ロードSUGO公開テスト3日目:村瀬健琉(Team TKR)

 2番手に全日本2年目の成田彬人(Team P.mu 7C MIKUNI)が1分35秒788で続き、3番手に高杉奈緒子(Team NAOKO KTM)が1分36秒044、4番手に千田俊輝(SDG Mistresa Jr.Team)が1分36秒501、5番手に小室旭(Sunny moto planning AKR)が1分36秒571、6番手に古里太陽(Team WAKO’S)が1分36秒602、7番手に宇井陽一(41 Planning)が1分36秒668、8番手に山田尚輝(SDG Mistresa Jr.Team)が1分36秒780、9番手に藤田哲弥(Team P.mu 7C MIKUNI)が1分36秒976、10番手に再びJ-GP3クラスを戦う徳留真紀(マルマエMTR)が1分37秒413と続いた。

 ゼッケン2をつける鈴木大空翔(BATTLE FACTORY)は、1分37秒538で11番手とテストでは、下位に沈んでいる。レースウイークの巻き返しに注目したいところだ。

 初日マシントラブルで走行できなかった岡崎静夏(RT YOLO SARD&ぱわあくらふと)は、1分37秒666で12番手に着けた。

 全日本ロードレース選手権 SUGO公開テスト3日目のタイム結果は以下の通り。


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