MotoGP第4戦チェコGP初日セッションがブルノ・サーキットで行われ、MotoGPクラスはがファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が初日総合トップ。2番手にフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が続き、ペトロナス・ヤマハSRTがワン・ツーで初日を制した。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はフリー走行1回目でトップタイムをマークし、初日を総合9番手で終えている。
チェコGP開幕を控えた8月3日には、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が右上腕を再手術。マルケス兄は第2戦スペインGPの決勝レースで転倒し、右上腕を骨折、手術を受けた。アンダルシアGPを欠場してチェコGPからの復帰を目指していたが、骨折部分を固定していたプレートがストレスによりダメージを受けていることが判明したため、2度目の手術を受け、チェコGPを欠場することが発表されている。マルケス兄の代役はHRCテストライダーのステファン・ブラドルが務める。
チェコGPのフリー走行1回目は、気温26度、路面温度32度のドライコンディションで行われた。開始5分、マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が13コーナーでクラッシュ。ビニャーレスは自身でマシンをピットに戻した。同じく13コーナーでは、開始10分を過ぎるころにジャック・ミラー(プラマック・レーシング)がコースアウトを喫した。
序盤、1分57秒392のトップタイムをマークしたのはポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)。2番手にフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、3番手に中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が続く状況。
開始25分すぎ、序盤に転倒を喫したビニャーレスが2番手、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)が3番手に浮上する。
終盤に入ると、ブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が2番手タイムを記録。さらにジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、中上がトップタイムを更新する。中上はセッション残り時間が1分を切って1分57秒353を記録。トップに立つと、そのままフリー走行1回目をトップで終えた。
2番手はミル、3番手はポル・エスパルガロ、ヨハン・ザルコ(エスポンソラーマ・レーシング)が4番手に入り、ビニャーレスがヤマハ勢トップの5番手。ドヴィツィオーゾは6番手で、2連勝中のファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)は13番手だった。
また、終盤に1コーナーで激しい転倒を喫したフランセスコ・バニャイア(プラマック・レーシング)は、メディカルセンターに運ばれたのち、右ひざの検査のために病院へと搬送された。