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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.08.09 18:50
更新日: 2020.10.18 19:40

ホンダの高橋裕紀がポールポジションを獲得/全日本ロード第1戦SUGO ST1000予選

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MotoGP | ホンダの高橋裕紀がポールポジションを獲得/全日本ロード第1戦SUGO ST1000予選

 今シーズンから始まる全日本ロードレース選手権ST1000クラスの初めての公式スケジュールである予選は、あいにくウエットコンディションで始まった。

 11時25分から12時まで35分間の予選が始まるころは雨量がやや多かった。真っ先に好タイムをマークしたのは、元グランプリライダー、高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)。早々に1分40秒台に入れる。

2020年全日本ロード第1戦SUGO:榎戸育寛(SDG Mistresa RT HARC-PRO)
2020年全日本ロード第1戦SUGO:榎戸育寛(SDG Mistresa RT HARC-PRO)

 直後、17年のST600チャンピオン榎戸育寛(SDG Mistresa RT HARC-PRO)が39秒台に入れてトップに立つ。さらに、唯一BMWユーザーで、雨の走りには定評のある星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)も39秒台に入れて2番手に。

 10分が経過したころ、高橋がペースアップ。39秒台に入れてトップに返り咲いた。ギリギリ38秒には入らず39秒フラットのタイム。残り15を過ぎたあたりから、雨は少し小降りになり、コース状況はわずかに好転しつつある。

 残り10分、空がやや明るくなってきた。高橋は安定したペースで周回を続け、そのままポールポジションを獲得。榎戸は序盤に好タイムをマークして、その後はピットで様子を見ていた。星野がペースアップし、残り数分で自己ベストを更新、1分39秒668と榎戸と同タイムを出した。

2020年全日本ロード第1戦SUGO:星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)
2020年全日本ロード第1戦SUGO:星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)

 セカンドタイムの差で榎戸が2番手、星野は3番手となった。ここまでが39秒台。4番手は古巣のドッグファイトレーシングから参戦する藤田拓哉(SpeedheartDOGFIGHTRACINGYAMAHA)、5位に岩﨑哲朗(OGURA CLUTCH with RIDE IN)と続く。

 星野、藤田以外は、多くがJ-GP2からクラスを移行したライダーが参戦している。22台の参加台数を集めている。

2020年全日本ロード第1戦SUGO:ポールポジションを獲得した高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)
2020年全日本ロード第1戦SUGO:ポールポジションを獲得した高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)

 ポールポジション会見では「結果には満足しています。モリワキから移籍し、将来性を感じる新しいカテゴリーのST1000に参戦することができ、またホンダの新型CBR1000RR-Rのデビュー戦になるので、ポールポジションを獲りたかったからです」と高橋。

「一度タイムアタックし、セッティングを変更して2回目のタイムアタックに臨んだのですが、2回目は最後までクリアラップを取ることができませんでした。1分38秒台や37秒台というJSBに近いタイムを目標にしていたので、それに届かず悔しい気持ちはありますが、ここまで整えてくれたチームに感謝しています」

「バイクにはベースのポテンシャルをすごく感じています。ストッククラスでどこまでいけるのか楽しみです。ただ、これまでドライではほぼ走れていないので、まだ2割とか3割くらいしか引き出せていません」

「クラス初優勝は絶対に取りに行く、その気持ちでチーム一丸となっています。そうやって臨むことで、自分には負けないって思うライダーが増えてくると思うし、ST1000が激しい戦いが見られるクラスになってほしいと思っています」

「明日の決勝はどうなるか読めませんが、僕はいつも作戦なし、全開でいくだけです。力を出し切ってどうなるか。ウォームアップ走行の短い時間を無駄にしないようにしたいです」


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